外房片貝の九十九里海釣りセンターは、関東地区最大級の「陸上にありながら海の魚が釣れる」釣り堀。今回は、取材に訪れた9月5日(日)の釣りの模様を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
九十九里海釣りセンター
外房片貝の九十九里海釣りセンターは、関東地区最大級の「陸上にありながら海の魚が釣れる」釣り堀。これまでに、季節に応じて50種以上の魚を放流しており「とにかく釣れる」と評判だ。
オーナーのモットーは「たくさん放流してたくさん釣ってもらう」。女性や子ども、ベテランも初心者も関係なく楽しんでもらうことが一番。
釣れる魚種
それだけに放流数は半端ではない。定番のマダイは、もっとも食いが活発な500g級から、強烈な引きが楽しい1~1.5kg、時には3~4kgのも放流しており、同施設の主役だ。
ほか、季節に応じてカンパチやヒラマサ、ブリといった青物御三家が登場。イナダとワラサはかなりの頻度で放流して大物狙いの釣り人を熱くしてくれる。高級魚カテゴリーでは、アジ科の最高峰・シマアジやヒラメ、イシダイ、イサキなどはもちろん、マニアック向けのイセエビは400~500gを中心に、1kg級の特大を入れることがあり、専門に狙うファンは多い。
大物やマニア系を狙うなら適したタックルや仕掛けを自ら用意したほうがいい。しかし、初心者はまったくの手ぶらでOK。貸し竿、エサ、氷、発泡クーラーすべて完備だ。
誕生日にマダイ満喫
9月5日(日)は、あいにくの雨で肌寒い陽気だったが、開園と同時に多くの人が来場。寒さを吹き飛ばすほどの熱気に包まれていた。
内藤さん一家は、この日が息子(小学5年生)の誕生日。お祝いを兼ねての釣行。船舶免許を持っている父親はレンタルボートで内湾のシーバスをよく狙うという。山口県出身の奥様は、同地のマダイ釣りの経験は豊富らしいが釣り堀ではまったくの初めて。数はあまり出なかったが、父子同時ヒットがあり、最高の誕生日プレゼントになったようだ。
マダイの引きにビックリ
兼子さん父子も初挑戦。息子(小学1年)と、マス釣りには何度か行ったらしいが海の魚は初めて。友人から同施設のことを聞いて、以前から来たかったらしい。マダイたちの引きの強さにビックリしている。
年中船釣りに行っている石田さんは「たまには娘に釣りの楽しさを味わってもらおう」と来場。そこそこ釣れて目的を達成。
長野さん一家は、幼い娘が父親の釣ったマダイを持って嬉しそう。
嶋田さん一家は、息子(3歳)の喜ぶ顔を見たいと父親が大健闘。幼い息子に「釣りの楽しさに触れてほしい」と計画。息子の目にはマダイを釣り上げる父の姿が頼もしく見えたに違いない。