8月末、三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭までマゴチを狙って出かけてみた。24日は不発に終わったが、26日には40cm級が釣れ、シーズンが近いことを確認できた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
マゴチ40cm級御用
少しずつ移動しながらカケアガリ付近をスイミングで探っていると、ようやく本命らしいアタリが出た。
軽く聞きアワせ、重みが乗っているのを確認してフッキング。頭を振るような手応えは間違いなく本命だ。お世辞にも大きくはないが、今シーズンの初モノ。慎重に寄せて抜き上げた。
キャッチしたのは40cm級のマゴチ。こんなサイズでも頭部には鋭い棘(とげ)があるので、ハリを外す際には注意が必要だ。分かっていながら毎年流血している私だが、今回は粗相もなく無事にリリースを済ませた(笑)。
余談だが、マゴチは歯も鋭い。ルアーをのまれることを想定し、リーダーは太めにするのが正解だ。小型のルアーなどで細いリーダーを使う場合は、先端をダブルにするなどして対策したい。
キビレを追釣
続けてキャストすると、着底と同時にコツコツというアタリ。アワセを入れると、小さいながらも鋭い手応えが伝わる。これはもしや、と寄せてみれば手のひら級のキビレ。サイズにいささかの難はあるが、うれしい1匹だ。
不思議なことに、この場所ではセイゴのアタリは皆無だった。似たようなエサを捕食しているはずなのに着き場が違うのか、それともセイゴが群れる場所では邪魔されて本命にたどり着けないのか。
その後もセイゴの少ない場所を選んでキャストを繰り返すが本命からの魚信はなく、午後9時半に終了となった。
釣果と今後の展望
結局、マゴチとキビレのアタリはそれぞれ1回だけ。やはり、まだ少し時期が早かったのだろう。
とはいえ、魚は確実に接岸してきている。今後、秋風が吹くころには本格的なシーズンを迎えるはずだ。サイズは中小型が中心となるが、良型も交じるので油断は禁物。また、サプライズゲストとしてヒラメが顔を見せることもある。
ベイエリアのマゴチゲームは、足場のいい場所で手軽に楽しめるのも魅力のひとつ。ライトタックルでも十分に狙えるので、一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
四日市港霞埠頭