秋のマイカメタルが面白い 基本と釣果アップのコツとは?【中部2021】

秋のマイカメタルが面白い 基本と釣果アップのコツとは?【中部2021】

マイカシーズンは終盤を迎えるが、今年は3ケタ釣果も出るほどの当たり年。まだまだ好釣果が期待できる。今回はイカメタルの基本、釣果アップのポイントを解説していく。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

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エギング&イカメタル ソルトルアー

マイカメタルの釣り方

ポイントに到着すると船長からスッテの号数、狙う水深などの指示が出る。指示に従って釣り開始となる。

誘い方は(1)誘い上げからのステイと、(2)テンションをかけながら誘い下げていくテンションフォールが基本となる。

ビギナーは誘い上げからのロングステイ(ワンピッチ2回、リールを巻かずに大きく誘い上げてフォールさせ、イトが張ったところで10秒程度のステイ)が比較的容易で、実績もあることからオススメである。

秋のマイカメタルが面白い 基本と釣果アップのコツとは?【中部2021】釣りたてのマイカは透き通るような美しさ(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

集魚灯が効いてきて、イカのタナが上がってきたら、テンションフォールでの誘い下げもぜひ試してほしい。テンションフォールは、リールのクラッチを切って指でスプールを押さえ、誘いとテンションをかけたスローなフォールを入れながらタナを上から下へと探っていく。

やる気のある活性の高いイカは表層付近へ上がってくることから、誘い下げていく方が勝負が早く、手返しも良くなることで釣果アップにつながるだろう。

秋のマイカメタルが面白い 基本と釣果アップのコツとは?【中部2021】繊細なアタリを拾うゲーム性が魅力(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

アタリは引き込む、穂先を持ち上げる、その場でフワフワなど、多彩なアタリが出る。アタリがあれば即アワセする。

この繊細なアタリを取れるか取れないかが、イカメタルでの釣果の差となって表れる。まずは違和感があれば、取りあえずアワせてみるようにしよう。徐々にアタリの出方が分かってきて、釣果もUPするはずだ。

マイカメタルの魅力

ここまでイカメタルの基本を書いてきたが、冒頭に記載した通り、マイカは基本となるオバマリグ以外にも、オモリグや鉛スッテ1本で狙うこともできる。

トラブルにより釣りができなくなることを避けるためにも、予備タックルを準備した方が安心であり、上記基本のタックル1本に加えて皆さんの好みに合ったタックルを準備すると、一層楽しみの幅が広くなるだろう。

具体的には軽くて操作性、感度抜群のショートロッド、テンションフォールでの掛けアワセに特化した先調子モデル(ダイワ掛け調子)、オモリグ専用ロッドや広範囲を狙えるスピニングタックルを選択してもいいだろう。

秋のマイカメタルが面白い 基本と釣果アップのコツとは?【中部2021】鉛スッテとドロッパーにダブルヒット(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

イカメタルの楽しみ方は人それぞれである。こだわりのタックルや釣り方、鉛スッテで狙うも良し、良型狙い(良型はボトム付近で釣れることが多い)でのボトム狙いも面白い。あえて周りの人と逆のパターンを試して、自分だけのヒットパターンを見つけるのも楽しい。

タックルやスッテ、タナ、誘いを工夫し、自分の思い描く狙い方でマイカが釣れれば最高だ。

食味も抜群

またマイカは釣るだけでなく、食べても大変おいしいイカであり、刺し身はもちろん、さまざまな料理を楽しめる。冷凍すれば比較的長期間の保存も可能であることから、私は自宅の冷凍庫にマイカを大量にストックしている。

秋のマイカメタルが面白い 基本と釣果アップのコツとは?【中部2021】いい日に当たればこんな釣果も(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

シーズンは終盤を迎えるが、今年はまだまだ好釣果が期待できる。皆さんも基本を押さえつつ、こだわりを取り入れてイカメタルにチャレンジしてみてはいかがだろうか。

<週刊つりニュース中部版 桑原一幸/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年9月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。