季節ごとにおいしい魚を釣り、晩ご飯の肴にしたいと常々思っています。播磨灘ではここしばらく回遊が確認できなかったマルアジが、今夏はカムバックしたので早速狙ってきました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
播磨灘の尺サイズのアジ
播磨灘の夏が旬の魚、そのひとつがマルアジです。この時期シラスなどを食べ、脂が乗っておいしく、釣り味も面白い絶好の釣りターゲットです。
ところが、ここしばらくは尺サイズのアジが釣れなくなり、2019年2020年と調査釣行を繰り返してもマルアジは姿が見えず、また釣れたという話も遠のいていました。
そんな折、8月末に僚船から、明石沖で尺アジが釣れたという話をもらいました。少々久しぶりの話題だけに信じられない思いながらも場所を確認して、その翌日に3年ぶりの尺アジを播磨灘で狙いに出ました。
カケアガリを狙う
釣り場所は、明石沖の潮が当たる過去の実績場です。上げ潮に転じる8時以降からの釣りで、潮が水深50~30mのカケアガリに当たり、プランクトンを巻き上げる時が狙いです。
千里を走る勢いで情報は流れているのでしょうか、やがて、ボートが10艇ほど集まってきました。どうやら間違いない情報のようで、早く姿を見たいです。
潮効き始めると本命ヒット
8時過ぎに上げ潮が動き始め、アジ釣り開始です。底取りをして、オモリを浮かせてカケアガリをトレースするように巻き上げながら、ゆっくりとシャクりアタリを待ちます。「カケアガリを引きずったら根掛かり、浮かせ過ぎれば食わない」これを気をつけて、アジ独特のグググンとくるアタリを待ちます。
だんだん上げの潮が効いてきて、ボートを1.5kt程度で流し始めると、最初のアタリが出ました。間違いなしのアジのアタリ。ここからがドキドキで、上あごやカンヌキにハリ掛かりならば問題なしですが、アジの口の薄いところに掛かるとバラシ率が高くなり、ヒヤヒヤドキドキです。
3年ぶりの尺サイズは、元気に上あごに掛かり上がってきました。久しぶりに播磨灘で釣り、これはうれしい。
一流しごとにヒットし計9匹
ここから時合いが始まり、ひと流しごとにアタリが出ます。カケアガリの水深40m付近で食い、ボートを毎回潮上に移動させ、そこを狙えばアタリの確率は高くなります。釣れるサイズは、すべて尺以上と上々で、中には体高のあるメクリ風もいます。何匹ハリ外れをしたでしょうか。ああ下手くそな私、もったいない……ですが、アジ釣りの致し方なしです。
一人で、釣って取り込んで、操船して、大忙しのボート釣りですが、尺サイズを9匹釣ったところで、アタリが遠のきました。3回流しかえてもアタリが出ず。群れが動いたのかもしれませんが、待てば再び釣れるかもしれません。でも、このサイズ9匹で十分満足、晩ご飯が2日間お腹いっぱいにおいしくいただけます。
もう11時を回ろうとしていますので、暑くなる前に沖上がりとしました。