1時間半のボートキス釣りで32尾と好釣 22cm頭に良型ばかりで満足

1時間半のボートキス釣りで32尾と好釣 22cm頭に良型ばかりで満足

北九州市若松区・藍島の西側に位置する白州灯台沖でボートからキス釣りを楽しんだ。今回は実績場をメインに攻めて入れ食いを満喫、良型ばかり32尾の釣果を得た。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

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船釣り ボート釣り

白州灯台沖でボートキス

1時間半のボートキス釣りで32尾と好釣 22cm頭に良型ばかりで満足釣り場略図(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

8月6日、中潮。この日は、北九州市若松区・藍島の西側に位置する白州灯台沖のボートキス釣りだ。

この釣り場の特徴は、海底は砂地で水深は10m前後、潮の流れは緩やか。航路から外れているため、大型船の航行を気にすることなく、ゆっくりのんびりキス釣りを満喫することができるということだ。

しかし、注意すべき点が一つだけある。それは西流れのときに、あまりにもキスの入れ食いに夢中になりすぎて、すぐ北側になる中根(岩・水深1.9m)の海底にある岩礁(沈瀬)に座礁させてしまうことだ。

しかし、あまり心配することもない。というのは、中根が近づいてくると、魚種がキスからベラ、ベラからアラカブへと代わってくるからだ。そのため、ベラが釣れだすとすぐに仕掛けを上げて、元の位置まで戻ることが大切である。

ボートキス仕掛けと釣り方

1時間半のボートキス釣りで32尾と好釣 22cm頭に良型ばかりで満足筆者の仕掛け(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

仕掛けは別図の通り。キス釣りで大事なのは、必ず専用バリを使用することだ。この仕掛けだとアタリがダイレクトにサオ先に伝わってくるので、楽しみは倍増する。

エサは苅田町の白石海岸で掘ってきた赤虫だ。

釣り方だが、一度アタリがあったとしても、すぐにアワセを入れることなく、その場で2回目の本アタリが来るまで待つことだ。エサのつけ方も大事で、ハリと同じ長さに切り、ハリに対して真っすぐになるように刺すこと。

キスがよく釣れる潮

この場所でのキス釣りで重要なのが潮の流れる方向で、個人的な意見だが東流れ(沖から小倉方面)の潮の方がよく釣れるような気がする。

理由の一つとして、西流れ(灯台から白島方面)の潮に比べて、東流れの方が流れが速いためだ。潮が速く動くと魚の動きも活発となり、キスがたくさん釣れるような気がするのだ。

また、西流れの場合は北側の中根に注意しなければならないが、東流れの場合は根掛かりする所も岩礁もないので、ゆっくりのんびり、潮の流れと同調しながら釣りを楽しむことができるのだ。

実績場でサオ出し

1時間半のボートキス釣りで32尾と好釣 22cm頭に良型ばかりで満足釣り場断面図(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

いざ実釣。小倉北区の高浜港を午前10時に出港。30分ほどで白州灯台沖のキスポイントに到着した。

この日の東流れ始まりは9時24分。途中、竹ノ子島に設置されている潮流信号所を確認すると、もうすでに”E・2・↑”と表示されていた。”E”は潮流の方向で東流れのこと、”2は”速さが2ktのこと、”↑”はこれからだんだん速くなっていくということだ。

急いでいつものキスが入れ食いする場所に入る。その場所とは、白州灯台と藍島のちょうど中間付近。私の予想では、この日の入れ食いの時合いは10時~正午の間だ。

この場所でキスが釣れるのには理由がある。それは、灯台周辺の水深の平均が7m前後なのに対して、この場所は水深10mと、周辺と比べるとかなり深くなっているのだ。そのため、すり鉢の底のようになっていて、潮に流されてきたエサが集まってきているため、キスが入れ食いとなるのだ。

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