常磐沖の夜イカ釣りがスタート。早速出かけてきました。釣行当日は台風通過直後でうねり高く、厳しい条件下となってしまいましたが、状況にあわせた釣り方にてお土産を確保。釣り方の解説とあわせてレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
大荒れの鹿島沖
不動丸のHPを見てみると常磐沖でのムラサキイカ釣りがスタートし、連日スジイカ交じりでトップ200越えと好調の様子。早速予約して出かけるも、当日は台風が過ぎ去った直後でうねりがまだ残っている状況。
船は速度を抑え、約2時間かけてポイントに到着です。海が荒れる中、パラシュートアンカーを入れ、集魚ライトを灯して釣りをはじめるものの、イカの活性もイマイチ。途中雨も降りだし、鹿島沖は修行を通り越し「荒行の場」となってしまいました。冒頭で「イカ釣り入門に最適」と書いておきながら、この日は真逆の展開です。
軟らかい竿が有利
ウネリがある事から、硬い竿を使っている方はバラシ連発で直結は問題外の状況。このような中、私は2.4m、6:4の胴に乗る軟らかめの竿をチョイスしていたので、低速タダ巻きで何とか数を重ねていきます。
偶然にもウネリを上手く利用した事により、ダダ巻きでも十分シャクリ効果はあったようです。
時間が経ってもタナは上がらず
出だしのタナは60m。時間の経過とともにタナは上がっていくはずなのですが……この日は一向に上がらず。うねりも収まる気配は全くなく、むしろ酷くなりつつあり、釣りづらい状況は続きます。
船中、船酔いによるリタイアも続出。船首でやっているイカメタル組は特に大苦戦のようでした。
9時半に早上がり
終了予定時刻は11時ですが、船長「あと10分で今日は終わりにします、帰れるうちに帰ります」と、早上がりを決断。「え~」と言いたいところですが、この日は恐らく全員納得の決断だったのではないでしょうか。
私も正直な所、ホッとしました。釣りは自然相手ということを改めて思い知りました。良い日もあれば、こういう日もあるということです。
最終釣果
悪い状況ながらも、ムラサキイカ5ハイ、スジイカ20ハイの合計25ハイ。個人的な感覚ですが、特に身が軟らかいムラサキイカは乗っても半分以上、ひょっとしたら7~8割近くバラしたのではないかと思います。その結果、連日の好釣果には遠く及ばない釣果となってしまいましたが……これでも船中竿頭に近い釣果でした。
勝因、と言えるかどうかはわかりませんが、「軟らかい竿」と「低速ダダ巻き」が功を奏した結果だと思います。いや~疲れました。次回はせめて凪の日に当たりたいものです。