釣った魚を生かしたままキープするのに便利な「ストリンガー」には、他にもちょっと便利な使い方があります。ここではストリンガーの活用術を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター無道寺辰哉)
ストリンガーを使って血抜き
ストリンガーは、フックの数だけ魚をキープできます。ナイロン性のものは価格も安く、持ち運びもかなり楽ですが、キープした魚が暴れると逃げられることもあるので、用途によって金属製とナイロン性を使い分けるのがおすすめです。
金属製のストリンガーは生きたままの魚のキープに、ナイロン性は絞めた魚の血抜きに使うようにしています。
現地で血抜きすることで、魚の鮮度を落とさずに持ち帰れるだけでなく、その血の匂いに大型魚種が誘き寄せられるので思わぬ集魚効果も期待できます。もちろんサメやエイなどの好まれざるゲストがいる時は血抜きはNG。
エラを切り、尻尾付近に切り込みを入れれば、魚自身の心拍で勝手に血抜きが完了しますよ。
魚以外にも使えるストリンガー
使い方としてはちょっとイレギュラーですが、ストリンガーにドリンクを引っ掛けて水につけ込んで冷やすという使い方ができます。
磯場に重いクーラーボックスを持っていくのはかなりの重労働ですが、ストリンガーで海水温程度にドリンクを冷やせれば、夏場の釣りも少し楽になりますよ。
くれぐれも流出してゴミにならないように気をつけてくださいね。
鮮度維持の味方「ストリンガー」
魚はキープ状態が悪いと鮮度がどんどん落ちてしまいます。せっかく釣り上げた大物も、常温で長時間放置してしまえば傷んでしまうのです。
常に氷に満たされたクーラーボックスを持ち歩ければ良いですが、重量もかなりのものになってしまいます。ストリンガーなら、血抜きも温度管理も手間がありません。
鮮度を保ったまま美味しい魚を持ち帰りませんか。
<無道寺辰哉/TSURINEWSライター>