北茨城~小名浜の船で小メヌケが好調との情報をキャッチ。早速出かけてきました。流す度にアタリがあり、13人を乗せた第15隆栄丸にてサオ頭を獲得した一日をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
北茨城沖のメヌケ釣り
地域によりアコウダイ、バラメヌケ、ホウズキ、アラメヌケなどと多数の種類が存在しますが、総称してそれらをメヌケ(目抜け)と呼びます。その名の通り、釣り上げると体内のガスが膨張して目が飛び出してしまうことがこの名前の由来だそうです。
そして今回出かけた北茨城沖で釣れるメヌケ(小メヌケ)は、アコウダイとバラメヌケの2種とのこと。実はこの2種の見分けはとても難しく、私も今までさんざん釣っておきながら特に確認せず。「美味しければどっちでもいいじゃん」って思っていました。
因みにこの2種を見分けるポイントは、目のすぐ下に2つの棘が有るか否か。そして今回釣った小メヌケを帰宅後丁寧に調べたところ、2つの棘は確認できなかったことから、メヌケの中でも比較的小型種とされるバラメヌケであることがわかりました。
今後は横着せず、毎回しっかり確認しようと思います。
北茨城沖の中深場五目
深場釣りが得意な第15隆栄丸において、小メヌケやオキメバル狙いの中深場五目は春から初夏にかけての看板メニュー。今季は春先までヤリイカ、梅雨時期までアカムツが好調とのことで出船は少なかったようですが、7月になってからは釣果が下火になってきたアカムツにかわって小メヌケが好調の様子。出船数も増え、休日は予約も取りづらいほどになってきました。
因みにこの海域での中深場五目釣りのメインターゲットは大きく2つに分かれ、今回紹介させていただく水深250m前後の小メヌケと、もう1つは水深150m前後のオキメバル(ウスメバル)。ポイントはそれほど離れていないので、状況により両方やることも度々。お出かけの際はこれを念頭に入れて準備しておくといいでしょう。
メヌケ狙いのタックル
オモリは200号(オキメバル狙いは150号)を使用することから、これを背負えるもの。小メヌケは底付近にいるので、しっかり底がとれるやや硬めのものが扱いやすいです。特に北茨城沖での小メヌケやオキメバルのポイントは根掛りしやすいので、オモリが底をたたかず、且つ底スレスレを狙う必要があります。
一方、口が弱いオキメバル狙いであれば、2~3mのやや軟らかめがバラしにくく扱いやすいです。中にはそれぞれの特徴にあわせてサオを2本持ち込んでいる方もいますが、私のように1本で済ませたいという横着者であれば、どちらかに極端に偏ったサオは避けた方がいいでしょう。
リールはPEライン6~8号を水深分+α巻ける、パワーのあるもの。小メヌケやオキメバルと言っても40cmクラスのキロオーバーがズラズラ掛かったりしますし、ゲストにマダラやメダイ、マゾイの他、幻レベルのヤナギメバルやアラなども期待できるので、後になって後悔しない選択が必要です。
今回船中見渡した限りでは、ダイワ500~750番、ミヤマエコマンド4~6番の他、なんとミヤマエコマンド9番(本格深場用)を使用している方も2人いました。
わかりにくいですが、写真一番手前のタックルはダイワ600番のリールに硬めのショートロッド、お隣はダイワ500番に同じく硬めのショートロッド。大トモの方は小メヌケ用とオキメバル用2セット準備、大トモのお隣さんは何と3mくらいの軟らかいオキメバル用のサオにコマンド9番の組み合わせでした。