四日市一文字堤防の渡船で、釣友のひでちゃんとタコを求めて沖提に渡った。私は不発に終わったが、釣友が本命をゲットしたので、その模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本抱星)
沖堤防でのマダコ釣り
「今日こそは」と7月10日の大潮を狙い、四日市一文字堤防の渡船で、釣友のひでちゃんとおいしいタコを求めて沖提に渡った。
昨年はハリだけでも釣れる勢いがあったタコ釣りが、今年は厳しい。かなり厳しい上に型も小さいのがつらいところだ。今週で4週連続、三重県の四日市界隈に足を運んでいるが、釣果は合計しても2ケタに届かない。
この1カ月、カサゴにメバルは帰りに半分リリースするほどの釣果。マダカも電気ウキで58cmを釣った。しかししかししかし、タコだけが釣れない。
タコエギの色が悪いのか、際が良いのか。投げた方が良いのか。生エサの方がいいのか。試行錯誤で今回は前日に雨のなか、3歳の孫とザリガニを釣りに行き、甲殻類と言う最強のエサを準備した。さらに妻に頼んで鶏の皮もエギに巻いて持って行った。
ケーソン隙間で本命
当日は曇りではあったが、汗が流れ落ちるほどの暑さだった。タコテンヤにザリガニ、鶏皮エギ、イワシのテンヤなどなどローテーションしながらケーソンの継ぎ目を探るが、全くアタリがない。
正午の出船から3時間たったころに待望のアタリが出たが、姿を見ることもなく痛恨のバラシ。私は残念ながらチャンスはこの一度だけだった。殺気がにじみ出ているのだろうか(笑)。
ひでちゃんが満面の笑みで獲物を見せに来たのが午後4時ごろ。型は小さいが結果を出した。潮が満ち始めて、流れが速くなってきたころ、ケーソンの隙間から潮が音を立てて吹き出している所に落とすと、即抱きついてきたそうだ。
今後の最盛期に期待
その後も似たような場所を探ったが、ダメだった。結局ひでちゃんもこの1匹に終わった。今回2人は惨敗であったが、当日は同時刻に2ケタ釣った人もいたようだ。前日も9匹釣った人がいると聞いたので、まだ諦めるわけにはいかない。次回こそはとリベンジを誓い帰路に就いた。
しかし、少ない釣果の獲物は本当においしい。2人で舌鼓を打ち次回の作戦を練った。この時期の沖提は水分を十分に準備して、暑さ対策を万全にしてこそ楽しい釣りができる。タコシーズンはまだ始まったばかりだ。
<週刊つりニュース中部版APC・山本抱星/TSURINEWS編>
一文字防波堤