今回は、明石沖のマダコを狙った2daysボート釣行の模様をお届けします。両日とも潮が緩むタイミングに深場に入り、5杯と8杯の釣果を得ることができました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
明石沖でボートエギタコ
今シーズン(2021年)の6月は、少々タコさんたちも機嫌が悪く、釣況が芳しくなくなりました。梅雨前半の少雨でエサ場が変わったのが原因ではないかとの推察でしたが、いかがでしょうか。なんであれ、乗合船の釣果情報も例年になく少なく、私も少しタコ狙いから遠のいていました。
それでも、播磨地方でタコを食する雑節のひとつの「半夏生」が近づくと無性に食べたくなり、1日で通常の1日分の釣果にならないならば、朝の潮を2日間狙うと程よい釣果になるのではと、欲張り気分の「下手な鉄砲数打ちゃ当たる作戦」で明石沖のマダコのボート釣りです。
潮の緩い時間帯が狙い目
マダコ釣りは、夏が本番。梅雨明けから蝉が鳴きやむまでが明石沖のマダコのハイシーズンで、まあこれからしっかり釣れば良いですが、食いしん坊は食べたい気持ちが先行します。
明石沖のボート釣りでは、明石海峡の急潮の影響を大きく受けることから、潮止まり前後の潮の緩い時間帯が主になります。潮が速ければ、タコもあのスタイルですから行動も少なく、仕掛けのタコエギも同様で潮の抵抗をまともに受けて釣りづらくなるからです。狙う時間の自由なボートでは、朝の潮の短時間勝負の2日間です。
タックル一考
タコエギのタックルについて、少し考えてみましょう。
サオの調子
大きく分類して軟調硬調。深場では、潮の抵抗が出るので同じオモリでも硬調子が底を取りやすくなります。オモリを重くすると流されにくくはなるものの、当然タコの乗りがわかりにくくなると思い、40号以上は使っていません。
初日は、硬調を使用、2日目はいつもの軟調に戻しました。試してみるのも手です。好みの軟らかいサオは、エギが踊りすぎることもなく乗りもわかりやすく、胴がしっかりして大物にも負けません。
タコエギカラー
常に悩ましい問題で、あれやこれやと言われますが、私の基本は、緑、黄、白の3色に、アピールの派手なのをプラスするようにしています。今回、初日は緑+黄、2日目は緑+白が活躍でした。
絶対とは言い切れませんが、確率の高いカラーです。これだと思えば、それだけでも気持ちのアドバンテージは高くなるので、エギカラーの選択は大事です。