静岡伊東市の宇佐美海岸へ友人とカヤックフィッシングに出かけた。ポイントも釣り方も自由気ままに楽しみ、良型のサバとカワハギを釣った釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鵜殿順一)
宇佐美海岸でシーカヤック
6月13日(日)、天候は曇りで雲の切れ間から青空がのぞき、山から吹き降ろす西風が心地いい。波はなく水色は濃い青で透明度は高い。
5時30分に出艇。沖に向かってこいでいると、前方に水しぶきが上がる。「魚だ!」。素早くメタルジグをキャスト。ロッドを横に倒してリールを巻きながらアクションを加えるとギュギュンとヒット。大きくはないが力強くドラグを鳴らしてラインが出される。小刻みなビビビビッとくる感触と、何度かの突っ込みをかわして30cmほどのマサバ。
釣友がマダイをキャッチ
ここで、魚探に反応。海中をのぞくと5cmくらいのイワシの群れ。周囲に捕食魚がいないので、ゆっくり泳いでいる。沖合いで鳥が海中に突っ込み、急いで追ってみるがベイトは沈んでしまう。
ここで、風が西から南西に変わり強さを増してきた。浜から見て左手にある大崎のカケアガリを探ると、ここにもイワシの反応。遠くで竿が大きくしなる友人が見える。ギュギュギュと絞り込んだのはマダイ。すかさず鯛ラバを落としてみるが反応はない。メタルジグを試すがダメ。
メタルバイブで25cmカサゴ
メタルジグにフラップのついたメタルバイブレーションをセット。ヒラヒラと不規則に舞いながら沈み、巻き上げではブリブリと規則的に揺れながら上がってくる。
すると、巻き上げでガツン、ググーっと力強いアタリ。25cmカサゴが釣れたが写真を撮ってリリース。
小さいアタリを捉え26cmカワハギ
このあと、さらに風が強さを増してきた。沖で釣りをしていた二人乗りカヤックと合流、3艇で風上のサンハトヤ沖に向かう。風裏で釣り再開、友人との二人乗りは根魚狙いで岩礁帯へ移動、私は砂地の水深25m付近へ向かい、ひとつテンヤを試すが、着底前にエサがなくなっている感じ。エサ取りがいるようだ。
そこで、3本バリの胴突き仕掛けにエビを小さく付けて落とすと、トラギス、フグにエソ、キタマクラ。「エサ取りはこれだけではないだろう」と、落とし込み中にでるアタリに集中しながらしばらく続けると、ククッと小さなアタリ。素早くアワセるとギュギュギュッという力強い引き。スーっと重量感だけになったと思いきや、またしてもギュギュギュと引き込む。上がってきたのは26cmカワハギ。
当日の釣果は友人が40cmマダイにカサゴ、ハタ類数尾をキャッチ&リリース。私はサバとカワハギをキープ、カサゴやトラギスはリリースした。
<週刊つりニュース中部版APC・鵜殿順一/TSURINEWS編>
宇佐美海岸