ライトゲームでは実釣中によくアクシデントがある。実釣中のアクシデントについて、ほとんど不可避的とはいえ低減や予防するための知識を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
大型ゲスト
ライトゲームアングラーの腕がうなるアクシデントとして、大型ゲストの襲来がある。シーバス、チヌ、小型青物など。青物に関しては運だが、シーバスやチヌなどの白身の魚は体力がそんなにない。弱らせて弱らせて寄せてくれば、ライトラインでもほぼ確実に獲れる。
ドラグを緩めて、根にだけ突っ込まれないようにコントロールし、泳がせよう。そうして寄せてきて、浮いたところでドラグをもう少し緩める。足元が一番ドラグが効きにくい。だから緩めて、タモ入れする。
ナイトゲームでは光を見ると魚が暴れるので、本当にヘバりきるところまでヘッドライトで水面を照らしてはいけない。
例外的にボラは暴れ止まないので半分諦めた方がいい。100m走られてPEが高切れしたらそれがもったいない。無理だと思ったらドラグを締めて切ろう。タチウオもまた、ライトゲームのリーダー3lb~8lbではほとんど歯で切られて獲れない。
急な気象変化
天気について、釣り人というか人間全般、もうどうしようもない。急な気象変化は仕方がない。突風、大雨は、ストップフィッシングだ。
ただ、多少の風は攻略できる(風速3m程度まで)。風向きの変化には、釣り場所の移動で対応可。小雨は「小雨パターン」で逆に魚の活性が上がることがあるので、むしろ防水着で釣り続けた方がいい。もちろん濡れた足場は滑りやすいので注意して。
アクシデントに慣れて釣り人は成長する
上述のアクシデントはすべて、1年2年釣りをやっていれば誰もが経験するものだ。最初から鉄壁で守りきれると思わない方がいい。むしろアクシデントに慣れて「ここはやめた方がいいな」などの感覚をつかむ、ということもある。そういう学びが釣り人を成長させる。
<井上海生/TSURINEWSライター>