モデル、タレントとして活躍中の宮﨑まこちゃんがヘラ釣りに挑戦する一期一景。今回は埼玉県川口市にあるつり堀中の島センターで両ダンゴのタナ1m狙い。事前に考えていた戦略が決まって、良型が次つぎとヒット。梅雨空を吹き飛ばすような笑顔が満開。
つり堀中の島センター
6月17日(日)曇り。
埼玉県川口市にあるつり堀中の島センターへ行ってきました。
JR武蔵野線・東川口駅から車で約5分の好立地。
駅から近くて◎。気軽に行けますからね。
中の島センターは、住宅地と農地の間に居を構え、いかにも埼玉らしい古き良き魅力を放っています。
屋外でのヘラブナ釣りはもちろん、屋内ではキンギョ釣りとコイ釣りが楽しめます。
日曜日ということもあり、到着した時は既に、大勢の釣り人でにぎわっていました。
楽しそうな家族連れや親子連れの姿も。
思わず微笑ましくなりました。
屋外は池が2つに分かれており、桟橋がすでに埋まっていたため、事務所側の左奥に入りました。
この日は比較的涼しい上、雨の心配もなく、パラソルがなくてもOK!梅雨時にしては、ラッキーな一日でした。
当日の戦略
今回の釣り方は、竿8尺の両ダンゴ、タナは1mです。
エサは、『蒼天/一景』を使用しました。
エサ4対水1の標準水量。
フワッとした軽いタッチですが、芯がよく残ります。
始めは、この状態でエサを打ち込んでいきます。そして、魚が集まったら、エサを押し練りしていく。困ったら、秘策を投入。
それがこの日の戦略。
このプランが噛み合えば、結果は必ず付いてくる。
成功しますように。
なんちゃって。
エサ打ち開始
午前9時30分、エサ打ち開始。
開始20分後、ウキが水面からフッと消える。
鋭いアタリに気持ちよくアワせると、顔を出したのは、尺越えの立派なヘラ。
1枚目から良型で、テンションが上がります。
その後も、テンポよく数枚追加。
すると、ヘラの寄りを多めに感じ始めました。
計画通り、エサを標準より練り込んで、ハリに付けます。
これは、練り込んでも、バラケ性能を損なわず、エサ持ちを維持する蒼天だから成せる技だと思います。
その効果は、テキメンでした。
さらに追釣することに成功。
しばしの爆釣タイムです。
何枚釣っても飽きることのないヘラ釣りの魅力に酔ってしまう……。
戦略がピタリとはまったときは、笑顔が止まりません。
水面が映し出す、灰色の曇天から、銀色のヘラブナが次々と顔を出す光景は、なかなか味わえるものではなく興奮しました。
自ずと、〝赤ベラ〟が頭をよぎります。
実は、同池には、赤ベラなるものがいます。
噂によると、水面に出た途端、そのボディーが驚くほど鮮やかなオレンジ色らしいです。
調子がよくなると、そんな欲も出てくるのが、この池の面白いところですね。
秘策投入
ところが、正午を迎えたころ、やはり魚の寄りをやや少なく感じるようになりました。
そこでころ合いをみて、食い渋りの秘策を投入。
ベースの蒼天4水1に、『彩雲/一景』をパラパラと振りかけて、エサを開かせることに。
簡単に言えば、集魚力をアップさせる作戦です。
彩雲の優れたところは、ベースの蒼天に混ぜても、比重がほとんど変わらないところです。
従来の沈下速度を変えずに、一から釣り方を仕切り直すことなくアプローチできるのがメリット。
結果、納竿の午後1時まで滞ることなく、釣り続けることに成功しました。
彩雲を使う秘策も含め、この日のヘラのコンディションにフィットさせることができました。
やっぱり、戦略を持って攻めていくのはたまらなく楽しい。
梅雨時は、どうしても釣行回数が減ります。
事前に戦略を組み立てて、数少ないチャンスをモノにすることが大切。
自画自賛ですが、エサの配合にもていねいに取り組む必要があると実感できた一日でした。
まぁ、戦略を熟考する時間が楽しかったりするんですけどね!この日お世話になった中の島センターは、とにかく老若男女が釣りをキラキラしながら遊んでいたのが印象的でした。
楽しそうな声を背に、大満足して帰路に着きました。
そして、未知なる赤ベラが気になる。
釣った人は、ぜひ教えてください!
<週刊へらニュース 宮崎まこ/TSURINEWS編>
つり堀中の島センター