『完全フカセ』釣りで鷹巣沖の乗っ込みマダイに挑戦 数・型ともに好調

『完全フカセ』釣りで鷹巣沖の乗っ込みマダイに挑戦 数・型ともに好調

福井県・越前町の鷹巣和布(めら)港から出船するみの浦丸の朝便(仕立船)で、鷹巣沖の乗っ込みマダイに挑んだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

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船釣り エサ釣り

みの浦丸で乗っ込みマダイ狙い

5月8日、早朝に兄貴と現地に向かった。午前4時30分ごろに到着すると、大勢のアングラーでにぎわっている。やがて釣友の中嶋さんが笑顔で到着。船長を含む全員がマスク着用で、釣り道具を積み込んで出船。

この日は兄貴と中嶋さんはサオ、電動リールのレンタルを利用した。ポイントに着くまでの間、完全フカセ釣りの要領をバッチリ伝えておく。

好条件に期待高まる

午前5時、和布港から各僚船がポイントを目指して出船。当日は波風ともに穏やかな釣り日和。これで潮が動いていれば、マダイ爆釣も夢ではない。航程20分ほどで到着。船長はゆっくり旋回しながら、水深60m付近にアンカーを落とした。

潮の流れと風向きは一致して、条件は悪くない。私は右舷トモ、中嶋さんが左舷トモに座り、兄貴は潮の流れを見て左舷ミヨシからサオを出す準備する。

『完全フカセ』釣りで鷹巣沖の乗っ込みマダイに挑戦 数・型ともに好調タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

この日の仕掛けは、ハリス6号8m、2本バリに統一だ。「はい、いいですよ」と船長の声で釣りスタート。船上からマキエをパラパラとまき、発砲ウキ7号を付けて投入。いよいよ鷹巣沖の乗っ込みマダイとガチンコ勝負だ。

1投目から50cm良型登場

この日の潮流は申し分ない流れ。スプールからほど良くラインが出る。船長から「150mで仕掛けを回収してください」と指示が出る。

私の1投目、136m付近でラインが飛び出した。電動アラーム音と同時にクラッチが入った。「おっ、きたぁ~」と大声を発して、中嶋さんにカウンターの数値を伝えた。ここで慌てずサオがたたかれるまで待つと、数秒後にサオがたたかれ大きくアワセを入れた。

『完全フカセ』釣りで鷹巣沖の乗っ込みマダイに挑戦 数・型ともに好調ファイト中のヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

すると確かな生命反応が伝わり、サオが強くたたかれる。ここで電動のスイッチをオン。さらにサオが強くたたかれる。やがて船下から良型マダイが浮上してきた。私が手繰り寄せ、船長が差し出すネットに50cm前後の良型マダイが無事収まった。

同船者も良型マダイ安打

さらにヒットは続き、ダブルを含めて良型マダイを仕留める。中嶋さんと兄貴は速潮に苦戦が続くが、2人同時のダブルヒットでサオが曲がる。船長の好アシストで、2人とも腹パン良型マダイを仕留め満面の笑顔だ。

『完全フカセ』釣りで鷹巣沖の乗っ込みマダイに挑戦 数・型ともに好調良型マダイをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

だが8時を過ぎたころからさらに上潮が速くなり、アタリが途絶えてさしエサが残るようになった。全員回収の連続で、静かな時間だけが過ぎる。まきエサと同調してないのか……。ここから発泡ウキを外したりと、試行錯誤が続く。

ヒットレンジ判明で本命連打

そんななかで兄貴が175m付近まで仕掛けを流して回収すると、さしエサが残っていた。それを見て全員が200mまで流した。すると兄貴から「きたぞ」と弾んだ声。

『完全フカセ』釣りで鷹巣沖の乗っ込みマダイに挑戦 数・型ともに好調釣友にも大型マダイヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)

195m付近できたようだ。さらに中嶋さんも「俺にもきたぞ」とうれしい声。ヒットする数値が分かればこっちのものだ。お互い230mまで流すと、200m前後でラインが飛び出し良型マダイが連発した。

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