5月は数釣りには早いですが、明石ダコのエギ釣りがシーズンを迎えました。今シーズンの展開はどうなるかと2日間ボートで調査釣行をしてきたので、その模様をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
初物狙って釣行
初夏の海は、水温も16℃を超えました。数はともあれ、初物を食べたい一心での釣行です。
釣り場の明石二見沖は潮の流れも速く、ボートが流されて仕掛けのエギが底を離れて釣りづらいため、潮が緩む潮止まり前後の時間帯が狙い目です。そんなことから、5月14日は10時半ごろの上げの潮止まりを狙い、9時からの釣りです。明石二見沖の規制エリア外の実績場を探って、ピンクと白のエギで最初の獲物を狙います。
しばらくして、穂先にもたれかかるようにヌオーッと重みが出ます。しっかりとエギを抱くまで慌てず待ち、それッとアワセせると、ズンとタコの重みが出ました。タコゲームは引き味ではなく、この重みを楽しむ釣りで、たまりません。初物は、300gほどの小さめですが、うれしい1匹目です。これで肩が楽になります。
乗りが遠のくと、エギのカラーをかえたり、他の実績場へ移動をしますが、二見沖の西エリア周辺です。10時半の潮止まりまで4匹、潮が下げにかわって2匹の計6匹(600~200g)を釣ったところで、潮が速くなり沖上がりです。
15日の釣りと釣果
翌日は、1時間弱潮が遅くなるので、朝7時ごろの下げの潮止まり前後を釣ります。夜明け過ぎの5時半から釣り開始。ポイントも昨日同様の二見西の沖エリアです。
昨日釣っているので気が楽で、乗りのよかった緑系エギで朝からポンポンと乗ってくれます。エギ2本の仕掛けで、緑を基調に相方を白、黄、ピンクと適時変更しました。上げ潮が速くなる8時過ぎの沖上がりまで、まずまずのペースで8匹(400~200g)の釣果が出ました。
上げの潮止まり、下げの潮止まりの短時間での普通の釣果は、例年並みにスタートした裏付けであり、今シーズンが期待できます。
5月にしては型が小さかった感がありますが、私的には満足です。型も数も夏に向けて、ひと潮ごとによくなっていくでしょう。漁ではなく釣りですので、楽しく釣って、晩ご飯の肴になれば、十分です。この2日の14匹は、随分な量の肴です。
絶品タコ料理に舌鼓
定番の刺し身や煮ダコは当然ながら、足を串にさして塩焼きにします。太い足より小さいタコの細足が、塩で旨味を引き出し、飛び切り上等のビールの肴になる一品です。この串焼きは、やみつきになりそうです。
釣って楽しく、食べておいしい明石沖のマダコ、ボートでも乗合船でも是非出かけましょう。
<丸山明/TSURINEWSライター>