今回は、今さら聞けない、鮎の天然と養殖の見分け方の基本の「き」を解説。毎年5月から6月にかけては、全国で次々とアユの解禁を迎えるので参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース鮎特別版 編集部)
湖産由来と海産由来の状況
また、ひと昔前まで、圧倒的な放流量を誇っていた湖産(琵琶湖産)。一般的に、追いがいいとされているが、先にも触れた冷水病が定住しているということもあり、近年ではその量は減っている。
ちなみに、神奈川県では汲み上げによる海産の稚魚、親魚から採卵して、県内に点在する養魚場で育てた人工産のみ放流という、地産地消を実践している。
気になる同県の2021年の天然ソ上量だが、水温や渇水の影響で、カウントエリアまで上れず、河口に留まっている状況。この後、降雨で水が増えれば、一気に上るはず。
<週刊つりニュース鮎特別版 編集部/TSURINEWS編>