FGノットを快適&確実に結束できる『FGノッター』の作り方

FGノットを快適&確実に結束できる『FGノッター』の作り方

PEラインとリーダーを結束する際に多用されるのがFGノット。少々難易度の高い摩擦系ノットだが、FGノッターがあれば簡単に結べる。今回は私の自作FGノッターを紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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その他 お役立ち

FGノッターの使い方

使い方は、まずメインライン(PEライン)の端を一方のアームの先に10回ほど時計回りで巻き付けていく。このとき、ラインの端を押さえるように巻き重ねるのがコツだ。

次にアームを少し縮め、ラインが弓の弦のように張った状態でもう一方のアームに10回ほど時計回りで巻き付ける。最後にアームを大きく縮め、巻き付けたラインの上から弦の部分のラインを反時計回りでかぶせれば弓のような状態で固定されるはずだ。

市販品はリーダーも本体に固定するものが多いが、このノッターでは固定はしない。その方がPEラインを、より密に編み込めるからだ。リーダーは先端を20cmほど残し、左手の中指の根元に数回巻き付けておく。

続いてリーダーの先端を弦(メインライン)の下から上へ(逆でも可)1回巻き付ける。この作業はノッターをぶら下げたままでも、またアーム部を握り込んでも、どちらでも構わない。ここでリーダーが真っすぐになるように引っ張ると、リーダーにPEラインが巻き付いているカタチとなる。その状態を確認したら、ラインの交差点を左手の親指と人差し指で動かないよう押さえておく。

FGノットを快適&確実に結束できる『FGノッター』の作り方編み込み部分は指で押さえること(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

次は交差点の手前側の弦に、同様にリーダーを1回巻き付ける。その次は交差点の向こう側。8の字を描くようにしてリーダーを巻き付けていく。

FGノットを快適&確実に結束できる『FGノッター』の作り方1回ごとにリーダーを真っすぐにする(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

1回ごとにリーダーが真っすぐになるように引っ張り、20回ほど繰り返したところで、最後に巻き付けた輪の中にリーダーの先端を通す。これでリーダーを引っ張れば仮止めは完了。アーム部を少し縮めてやるとスムーズに仮止めできる。

FGノットを快適&確実に結束できる『FGノッター』の作り方リーダーをハーフヒッチして仮止め(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

あとは逆の手順でアームからラインを外し、PEラインとリーダーの端糸を束ねてハーフヒッチを数回。次にリーダーの端糸の余りをカットしてPEライン上にハーフヒッチを数回。最後にエンドノットで仕上げれば完成だ。

ラインの結束は基本中の基本。どれだけ高価な道具をそろえても、結び目がすっぽ抜けるようでは釣果など期待できない。せっかくのチャンスを逃さないためにも、この機会に確実なノットを身に着けておこう。

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>