【2020-2021】大阪湾『メバリング』を振り返る 数は出ずも良型中心

【2020-2021】大阪湾『メバリング』を振り返る 数は出ずも良型中心

大阪湾近郊で昨冬~今春までのメバリングのシーズンが終わりに近づいている。各所を釣り歩いたが、今季は個人的に渋い年だった。その原因を自分なりに考え来期に繋げたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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今期の釣果

今期の特徴として、寒い冬だった。泉南に発信源のある海水温情報を見ていても、平年より1℃弱低かったようだ(1月、2月は10.5℃前後)。低水温が大きな要因となった年である。

釣果を振り返ると、しっかりと粘って釣った日でも、メバルの数は6匹に留まった。これはメバルアングラーならげっそりするような数だ。メバルはよほど気難しくなければ10匹はカタい釣り物で、大阪湾近郊にはそれこそ無数に釣り場もある。私も西は垂水、メインに大阪南港、南に泉南と足繁く通ったが、ほとんどスカを食らった印象しかない。渋かった。

渋かった原因

結論から述べると、渋かった原因は、低水温であることは間違いないだろう。メバルの適水温は14℃前後、これを多少下回っても食ってくるが、10℃前後となるとさすがに厳しい。

人的プレッシャーも

メバルアングラー人口は年々増加しているようだ。そうなるとメバルのように、「一度見たものは食わない」という賢い魚は難しくなる。他のアングラーにたたかれた後だと、やはり釣れにくい。

何よりも悩ましいのがアングラー増に伴う個体数減である。メバルやカサゴといった根魚は釣り人の持ち帰りで相当数減る。メバルは一年に4cm程度しか大きくならない。釣り場を来季に向けて温めるためには、小さいサイズはリリースメインで釣りたい。抱卵個体も同様で、まさしくその卵が次のメバルに育っていくのだから、卵持ちのお腹が大きいメバルもリリースしよう。

【2020-2021】大阪湾『メバリング』を振り返る 数は出ずも良型中心小型と抱卵個体はリリースしたい(提供:TSURINEWSライター井上海生)

数は少ないが良型中心

私個人の今季のレコードで言うと、おそらくメバルを釣った数は、大型魚であるチヌにも劣る。この文章を書いている今は5月の連休前で、大阪南港では平年GW明けにぱったりメバルがいなくなる(あくまで筆者のイメージ)。ということで、これから数を伸ばすことにも期待できない。

だが、念願の尺メバルを出すことができたのはよかった。また昨年と比べて、全体に良型を獲れていると思う。またマイクロメタルという釣り方を発見できたのも高ポイントだ。

【2020-2021】大阪湾『メバリング』を振り返る 数は出ずも良型中心マイクロメタルで釣れると面白い(提供:TSURINEWSライター井上海生)

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