PR 救命器具製造メーカーに聞く タイプ&状況別のライフジャケット選び方

救命器具製造メーカーに聞く タイプ&状況別のライフジャケット選び方

「道具は揃った。さぁ、週末は初めての釣りだ!」ワクワクしかないですね。でも、ちょっと待って。ライフジャケットは準備しましたか?どれを買えばいいか知っていますか?業界最大手の高階救命器具株式会社に聞いてきました。

(アイキャッチ画像提供:高階救命器具株式会社)

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ライフジャケットの必要性

皆さん泳ぐのは得意ですか?恥ずかしながら私はカナヅチです。にもかかわらず釣りは好きで、水辺に近づかざるを得ないというジレンマに陥っています。おそらくこんな人は多いのではないでしょうか?もちろん、ライフジャケットは着用しています。何しろ泳げないのですから。

とはいえ、泳ぎが達者な人だって、衣服を着たままの着衣泳はかなり難しいと聞きます。また、落水や事故の衝撃で怪我をしたり、意識を失ってしまっていることだって考えられます。いくら泳ぎが得意だと言っても、こうなっては泳げないのと同じことなのは火を見るよりも明らかです。

また、誰もいない波止で落水し、誰かに見つけてもらうまで泳ぎ続けなければならないような状況も考えられます。うまく岸にたどり着ければいいですが、沖に流されて何時間も立ち泳ぎをするなんて、泳ぎが相当得意でも難しいのではないでしょうか?

実際、国土交通省のデータによると、ライフジャケットの着用で生存率が未着用時の2倍以上になることが分かっています。命あっての釣りですから、ライフジャケットは釣り具より優先すべき釣行アイテムと言えるのではないでしょうか?

もちろん、船釣りと渡船を利用した沖堤防や磯などでの釣りでは、ライフジャケットの着用が義務付けられています。これらの場所での釣りでは、必要性云々の話ではありません。絶対に着けましょう。

救命器具製造メーカーに聞く タイプ&状況別のライフジャケット選び方船釣りでは着用の義務がある(提供:高階救命器具株式会社)

ライフジャケットのタイプと特徴

そんなライフジャケットですが、大きく二つのタイプに分けることができるのをご存じでしょうか?中に発泡プラスチックなどの浮力体が入れられている「固型式」と、手動または落水の水を感知して自動で、炭酸ガスを膨張させて浮き輪が膨らむ「膨張式」の二つです。

それぞれメリットとデメリットとがあり、使いどころを間違えばせっかくのライフジャケットが意味をなさない場合もあります。まずはこれを確認しておきましょう。

固型式のメリットとデメリット

メリットは、膨張機構などがないので、機械的トラブルで膨らまないなどがない点。転落や転倒した場合、浮力体が緩衝材の役割をしてくれる点。デメリットは、かさばって動きにくい点。夏場は暑く、荷物になる点などが挙げられます。

救命器具製造メーカーに聞く タイプ&状況別のライフジャケット選び方固型式ライフジャケット(提供:高階救命器具株式会社)

膨張式のメリットとデメリット

メリットは、コンパクトで携帯に便利、動作の邪魔にならないところ。夏場でも暑くなく、常時着用が苦にならない点。肩掛けタイプ、腰巻タイプなど選択肢が多いところ。デメリットは、センサーの故障や誤作動がないわけではない点。ガスカートリッジの交換など定期的にメンテナンスする必要がある点。岩などで浮き輪に穴が開いてしまうことがある点などでしょう。

救命器具製造メーカーに聞く タイプ&状況別のライフジャケット選び方バッグ機能を持った膨張式ライフジャケット(提供:高階救命器具株式会社)

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