今さら聞けないシーバスのキホン:春~夏のマイクロベイトパターン解説

今さら聞けないシーバスのキホン:春~夏のマイクロベイトパターン解説

魚のほとんどが毎年同じ時期に決まったパターンで釣れます。シーバスにおいては春~夏にかけてマイクロベイトパターンというものが成立します。今回はそのパターンについて解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

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檜垣修平

こんにちは。檜垣修平と申します。海でのルアーフィッシングをメインにシーバス、メバルと遊んでおります!オールリリース派です。よろしくお願いします( ・∇・)

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マイクロベイトの種類

春頃から夏にかけてはマイクロベイトと呼ばれる、非常に小さい小魚が接岸します。シラスやハクがその代表例で、概ね5cmよりも小さいものがマイクロベイトといった認識でいいかと思います。

ハク

このパターンにおいて最も釣りやすく、わかりやすいのがボラの稚魚であるハクがベイトになっている場合のパターン。地域差はあると思いますが、だいたい5月ごろから接岸し、岸際や河川で群れている姿をよく見かけるようになります。

今さら聞けないシーバスのキホン:春~夏のマイクロベイトパターン解説ボラの稚魚・ハク(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

シラス

イワシやウナギなど様々な幼魚の総称です。透明で視認しにくく、ルアーに当たっても感じ取れないため攻略難易度はかなり高く、そもそもシラスがパターンになっていると気付きにくいです。水温が低い3月ごろまでに多く、それ以降はバチやハクといったベイトが出てくるので無理にシラス付きを狙う必要もないでしょう。

今さら聞けないシーバスのキホン:春~夏のマイクロベイトパターン解説シラスはイワシやウナギなどの稚魚(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

甲殻類

アミなどのエビ類がベイトのパターン。中層付近を漂うように泳いでいるので、攻略難易度は高め。シラス同様アミパターンしか成立しないような状況では大抵水温も低く、シーバスの活性も低いので、他に釣れているパターンがあるなら無理に狙わなくてもいいかなという印象です。

今さら聞けないシーバスのキホン:春~夏のマイクロベイトパターン解説アミ類がベイトのことも(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

マイクロベイトパターンの特徴

マイクロベイトに対して総じて言えるのが、遊泳力が低いということです。流れに逆らって泳ぐような力はないので、ワンド状になっていたり、シャローといった流れが緩やかになっていたりする場所に溜まりやすい特徴があります。そのため、意外な小場所がポイントになりやすく、河川の開いていない水門付近や反転流が起こっているポイントなど、地形がかなり重要になってきます。

また、使うルアーもベイトサイズに準じて小さくなります。特にこの時期はシーバスが小さいエサに固執しているので、小さいルアーにしか反応しないことが多いです。ルアーはなるべく7cm以下を意識して揃えてみましょう。

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