今回は、東京近郊を流れる自然豊かな黒目川をご紹介します。下流の荒川河口との間に堰堤や堰などが無く、海の魚の他、天然アユやウナギと魚種が豊富です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターかやまあつみ)
黒目川の魅力
黒目川は東京近郊の小河川でありながらも、流域に水源となる湧水が多数存在しているからか、水がきれいです。
最下流部で合流している新河岸川と見比べると、水がより透き通って見えることからもそれが良くわかります。
また、山奥の渓流とは違って、護岸や土手のある風景ではありますが、下流の荒川河口との間に堰堤(えんてい)や堰(せき)などが無く海と直結しているので、下流端では満ち潮と引き潮があります。海の魚であるスズキやボラ、ハゼなどの他、天然アユやウナギ達も東京湾と行き来しており、その他の淡水魚も合わせると魚種が豊富です。
多様な生き物の姿
全流域でシラサギが魚を捕まえて食べる瞬間やカモたちが泳ぐ姿、カワセミの滑空などが見られ、すぐ足元にはザリガニやカエル、カメなどがやってくることもあります。
そんなちょっとした自然がすぐそこにある、気軽に通える手軽さが、この川の魅力ではないかと感じています。