2月22日、この時期限定の脂を溜め込んだ豚のような寒サバ(豚サバ)と大型ヤリイカのリレー釣行へ。一回で二度おいしい思いができた釣行をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・前島宣秀)
丸々太ったサバが入れ食い
前日までは爆風だったが、現地解散覚悟で集まったのは9人の釣りキチであった。4時50分鴨川漁港を出発して1時間、勝浦沖の漁場に着いた。外房のうねりを覚悟しての釣行だったが、うねりもなくとてもラッキーであった。
2500万円以上をかけたという高性能ソナーには反応があるのだろうが、スマートフォンアプリ探見丸ではほとんど映っていない状況。150mから反応あるよとのことで実釣開始。
指示ダナに入ると、イカ釣りでは嫌なあの反応。ガタガタとサオが揺れ始めたので、シーボーグ500JSのメカニカルブレーキをかけてフォールスピードを落とすと、ガタガタはさらに大きくなった。
今回持参したディープゾーンの硬いサオでも曲がるほどの重みを感じながら、パワーレバーは高速の28で巻いた。ゆっくり巻くと隣とオマツリするので高速巻きが必須だ。
水面には連なる銀色、取込んだサバは丸々太った紛れもない豚サバ。今年は少ないと船長は言うが、落とせば大きさにはばらつきがあるが入れ食い状態。開始から二時間半、桶には特大から中、小まで様々であるが、50匹近い釣果であった。
サバ折りをしたいところだが、サメ除けのために血抜きは最後に全員でやるのが決まりなので守ってほしい。
ヤリイカ釣りへ転戦
「さー、ヤリイカに行きましょう」と鴨川沖まで約一時間走ると、外房ヤリイカ軍団が集結していた。ヤリイカは基本底狙いであり、当日は160~200mラインをブランコで狙っていた。
ゆっくりサオをシャクリ上げるとクンクンとアタリ反応。パワーレバー18で巻き上げると、上がってきたのは胴長40cmオーバーの特大ヤリイカだ。ウネリをサオで回避しながらやらないとバレるので、キーパーにかけておくのは止めよう。
その後スルメが交じり始めたので、筆者は直結に変更した。これが当たったのか4点掛けまでではあったが数が伸びた。
途中、何度かハリが伸ばされるバレもあり単発中心であったが、ヤリイカ22杯のサオ頭。スルメは12杯で後半戦のイカは3時間で納竿となった。