東京多摩エリアで淡水小物釣りを楽しもう 入門にもオススメの釣り場3選

東京多摩エリアで淡水小物釣りを楽しもう 入門にもオススメの釣り場3選

小魚釣りは季節やタックルにこだわらなくても気軽に始められるのが魅力。東京・多摩エリアのオススメ釣り場3選を紹介します。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター 菊池英則)

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菊池英則

釣り&温泉ライター。元新聞記者。東京エリアの釣り事情にズバッと切り込みます!

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淡水の釣り 小魚釣り

多摩川:立日橋付近のワンド

JR立川駅南口から、モノレール通り沿いに南に向かうと、日野市との境になる立日(たっぴ)橋が見えてきます。橋の下流側から、空堀川沿いに多摩川のワンドに降りることができます。

東京多摩エリアで淡水小物釣りを楽しもう 入門にもオススメの釣り場3選排水口と穴開きブロックのポイント(提供:WEBライター 菊池英則)

このワンドは、下水処理場の排水口となっているうえ、川底は穴開きテトラになっているため、小物の絶好の溜まり場。傾斜のある護岸に立って釣るか、ヘラ師の許可を得て、砂地に椅子を置いてじっくり探りたいポイントです。

主なターゲットは、クチボソ、オイカワ。群れを散らさないように静かにアプローチして、何度もエサを撒いて寄せると釣果につながるでしょう。

こちらのポイントについては、釣りをするために遊漁券が必要です。雑魚釣りは当日券500円ですが、現場売り券は2500円と高額なため、あらかじめ付近の大手釣具店で購入しておくことを勧めます

▼この釣り場について
立日橋周辺

多摩川:稲田堤上流のプール

JR南武線「稲田堤」、京王線「京王稲田堤」駅から、徒歩10分ほどで川辺りの稲田公園に着きます。

公園付近は、取水堰上流の広大なプールとなっており、川崎市側はコンクリートで固められ、ファミリーでも安心な足場の良い釣り場です。

東京多摩エリアで淡水小物釣りを楽しもう 入門にもオススメの釣り場3選京王線から稲田堤上流を望む(提供:WEBライター 菊池英則)

ターゲットは、クチボソのほか、小鯉やニゴイの幼魚など多彩な小物を狙うことができます。また、ボイリングという、大きな鯉狙いで投げ釣りをする釣り人のメッカにもなっています。

水が普段から濁り気味なので、小物は岸辺から短い竿で狙えます。川底は穴開きブロックとなっており、底スレスレを流して探りたいところ。

なお、取水堰の上下50mは禁漁区なので、注意してください。こちらのポイントについても漁協が管理しているため、遊漁権が必要となります。

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稲田堤上流

野川:親水護岸のプール

国分寺崖線に沿って湧水を集め、武蔵野地区を流れる野川は、自然保護運動のシンボルとして知られています。かつてのドブ川が、釣りを楽しめるほどに復活したのは、関係者に頭が下がる思いです。

東京多摩エリアで淡水小物釣りを楽しもう 入門にもオススメの釣り場3選深大寺地区の野川(提供:WEBライター 菊池英則)

プールのような親水護岸の岩のすき間や、流れの中に点在する岩影を狙うと、クチボソや小鯉、時にはスジエビなどをキャッチできます。ただし、魚はかなりスレており、慎重にアプローチしたいところ。ベテランでもツ抜け(10尾以上)は、難しいかもしれません。

また、ファミリーやウォーキングなどの観光客でにぎわう場所柄、子どもたちが川で泳いだり、石を投げるなど、釣り人優先ではないので、気をつけたいところ。

「野川ルール」として、禁止事項を少なくする代わりに、自主的に川をきれいにすることが求められるので、魚はリリース、ゴミは絶対に持ち帰ってください。なお、野川は遊漁券不要です。

まもなくシーズンインするこれらのポイントで、皆様が楽しめたら幸いです。ぜひルールとマナーを守って楽しんでください。

▼この釣り場について
野川

<菊池英則/TSURINEWS・WEBライター>