管理釣り場以外で早い時期から渓流ザオを出せるのが、滋賀県甲賀市にある土山漁協管内だ。今シーズンも昨年の12月19日に早々に田村川とうぐい川が解禁となった。今回は1月14日の成魚の追加放流の様子も合わせて紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・伊藤拓磨)
放流後に実釣
放流作業後、漁協の人にお礼を言ってから釣りモードにチェンジ。防寒対策をしっかりし、雪を踏みしめて午前11時に入渓。
エン堤下へブドウムシのエサで投入する。落ち込んだ水流が盛り上がってできる白泡からの流れに、仕掛けを乗せていく。2投、3投しても反応はない。透明度が高いので、なるべくポイントから離れてサオを振る。5m以上のサオを使いたいが、木の枝が張り出しているので、4.5mぐらいのサオがトラブルも少なく扱いやすい。
エサをイクラに変えてもアタリは出ない。放流直後は渓流魚たちも環境に適応できず、警戒しているようだ。
ニジマス・イワナが連発
次の放流場所でも同じだったので、別のエン堤へ移動するといきなりアタリが出て目印が走った。サオを立てるとグインと曲がって、23cmのニジマスをキャッチ。次投では22cmのイワナ。その後も放流場所も含めて、各エン堤下を狙って移動を繰り返す。放流場所でも、20cmと17cmのニジマスがヒット。
最後に20cmのイワナを追加して、午後2時半にサオを納めた。土山漁協では、これからも成魚の追加放流が予定されているので、ぜひ挑戦してみてほしい。
<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤拓磨/TSURINEWS編>