アジングは釣行前にいろいろと考えることがある。イメージを持って釣りに行くと釣果は伸びるだろう。今回は、アジング釣行前の筆者のルーティーンを語りたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
タックルセッティング
以上、海の条件を事前に確認したら、次にタックルセッティングを考える。エントリーする場所によって、タックルを合わせたい。
例えば、私の場合、大阪南港では前に何もない水面が近い場所がマイ・ポイントで、この時期のアジは大きくても20cm程度なので、ショートロッドで、エステルラインは0.2号台を使う。
しかし、たとえば泉南の消波ブロック上から、前に投げてアジを狙う場合。つまりストラクチャー絡みの条件では、6ft台の長めのロッドに、エステルも0.3号と強めに、またリーダーも80cm程度と長めに張る。この時期はメバルも警戒しなければならないので、ドラグもやや強めに入れる。
このように、その日アジングに入る場所によって、タックルをセッティングしよう。
何よりも風が大敵
私個人が極端に苦手意識を持っているせいもあると思うが、とにかくアジングでは風に注意したい。風があると、本当にライトラインは苦労する。
特にライン同士がひっつきやすい性質のエステルラインは、爆風時に投げるとバックラ連発で、その日のうちに100m高切れでストップフィッシングもありえるので、必ず替えスプールを持っていき、なるべく風のある日には釣行を避ける。
またこの時期は、海水温にも要注意である。あまり海が冷たいと、アジはほとんど食ってこない。とあるアジングのプロダクターは「9℃まではなんとかなる」と言っているが、プロでも低水温攻略には苦しむのだ。アジは人間が感じる1℃の変化を4℃に感じるとも聞いたことがある。そのあたりや、潮の動きと相関する習性なども頭に入れて、釣行しよう。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>