釣魚として馴染みの深いハゼ。食においても昔から日本人に愛されてきた美味しい魚で、天ぷらだねをはじめ、様々な方法で食されてきました。今回はそんなハゼのおすすめレシピを紹介。ハゼの美味しい食べ方と、下処理などの調理方法を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
ハゼの甘露煮
ハゼがたくさん釣れたら日持ちしやすい甘露煮もおすすめ。使用する塩分や糖分の量にもよりますが、あまり濃いめに作らなくても冷蔵庫にて10日程度はもちます。
甘露煮の材料
・下処理したハゼ
<タレA>
・緑茶 500ml(水でも可)
・かつおだし 小さじ1
・酢 大さじ1
<タレB>
・酒 50ml
・醤油 25ml<
・みりん 大さじ3
・砂糖 大さじ3
甘露煮の作り方
1.ハゼ(10cm程度の小型のハゼ50匹ほど)の内臓、ウロコを取り、グリル中火で5分焼く。
2.ラップをせずにバットなどに並べ、冷蔵庫で一晩乾燥させる。
3.鍋にタレAとハゼを入れ、蓋せず弱火で30分煮る。タレAに使う材料は、水よりも緑茶のほうが、身のやわらかさ、深みのある風味が増すのでおすすめ。
4.水分が飛んだら、タレBを入れ、落し蓋をして弱火で30分。
ハゼの煮付けと煮こごり
煮付けは小型のハゼが数釣れた時に、簡単に作れるレシピ。ハゼにはコラーゲンが多いので、煮汁を冷ますことで煮こごりも作ることができます。
煮付けと煮こごりの材料
・下処理したハゼ 10~20匹
・水 400cc
・醤油 大さじ3
・酒 大さじ3
・お好みで煮付け、煮こごり用の野菜、臭み消しの梅干し、ネギなど
煮付けと煮こごりの作り方
1.ウロコと内臓を取ったハゼ(素焼きしておくと香ばしさが出る)と、好みの野菜、水、醤油、酒を鍋に入れる。
2.煮こごり用の野菜は別の鍋で下茹でしておく。市販の冷凍野菜などを使うと簡単。
3.ハゼを弱火で15~20分ほど煮込む。煮込むと煮汁が徐々に減ってくるので、鍋を動かして魚に回しかけながら焦げ付かないようにする。これで煮付けは完成。
4.煮こごりを作る場合、煮汁と下茹でした野菜を別の容器に入れて冷ましたら、冷蔵庫で冷やす。半日~1日ほど冷やせばゼリー状に固まるので完成。あまり日持ちはしないので早めに食べよう。
ハゼのオイル煮(アヒージョ)
オイル煮も密閉しておけば1~2週間程度は美味しく食べられるので、多く釣れた小型ハゼの保存にもおすすめのレシピです。そのまま食べるだけでなくバケットに載せたり、グラタンやパスタに使うなどしても美味しいので、アレンジもしやすいレシピ。
また、同様の調理法にて、専用鍋で野菜(ジャガイモ、アスパラ、ブロッコリー等)と一緒に煮込めば、アヒージョになります。
オイル煮のレシピ
・下処理したハゼ 40匹ほど
・オリーブオイル ハゼが漬かるl程度
・にんにく 2片
・塩 小さじ1
・お好みで鷹の爪やローリエなど
オイル煮の作り方
1.下処理したハゼをフライパンに並べる。
2.オリーブオイルをひたひたになるまで注ぐ。
3.ニンニク片、塩小さじ1を入れて20分程度弱火で煮込む。大きい個体は骨が硬いのでさらに長時間煮込むなど調整。
4.冷めたら瓶などの密閉容器に入れて保存する。瓶に汚れや、水分があると腐りやすいので注意。
<TSURINEWS編集部・渡辺竜平>