1月10日の雪混じりの風が吹く中、大在公共埠頭に寒チヌ狙いに行ってきた。寒さに耐えながら、年無し筆頭に良型2尾をゲットした釣行をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・誠太郎)
寒さに耐え続投
この一枚を釣ってしばらくは上機嫌だったのだが、徐々に北西風が強くなってきた。風だけなら背中からなので車が防いでくれるが、手がかじかんで針にエサを刺すのも一苦労。最初は時々取られていたエサも取られなくなり、再び生体反応無しの状態。そしてついに雪まで降りだし、場所によっては積雪がみられる。
視界も悪くなり心も完全に折れてはいたのだが、いい感じの潮の流れは継続中。この潮だけ釣ってみてダメなら帰宅することとした。私の心の支えであった他の釣り人も、さすがに雪が降りだすと帰宅。波止場にいるのは釣りをしている私と、車の中から釣りを見学しているギャラリーの車2台のみ。
雪は止んだが、相変わらず背後からの北西風は強い。このポイントが唯一北西風に強いポイントであるため、雪が落ち着くと1人、2人と釣り人がやってきた。今の時間は何時かスマホを確認して、竿先を見つめなおした直後、竿先から緩やかに張っている道糸に微妙な反応。
45cm級チヌを追釣
通常ならすぐアワセをいれるところだが、そこは我慢。明らかに魚が乗ったと確信できるまで待つ。すると再び道糸が張ったので、勝負に出てアワセを入れると魚が乗った。どうやら、エサをくわえてから魚が動いてないようであった。
先ほどのチヌより少し力が弱いようだが、通常ならば十分に良型である。結構いい引きを楽しませてくれる。ゆっくりと落ち着いて寄せてタモ入れ。このチヌは麦を沢山食っているせいか腹がパンパンである。サイズも45cmは楽に超えている。本来ならこのサイズが釣れてくれただけでも大喜びである。
厳寒期釣行の注意点
今日は寒さに負けず粘りその甲斐あって、貴重なチヌが2枚も釣れてくれたが気が付くと車は雪まみれ、鼻水は止まらない。顔、耳は寒さを通り越して痛いくらいである。厳寒期の寒チヌ釣行の注意点として、言うまでもないが寒さ対策は万全にしたい。
次に必要なのは、寒さに心折れないモチベーションを維持することである。1つの方法として、満潮あるいは干潮の潮止まりの時間を中心に前後2時間以内と短時間勝負も良策である。加えてそれが水温が上がる午後の時間帯なら尚効果がある。
何度も述べるが「絶対チヌは寄ってくる」と自分に言い聞かせ、寒さに屈しない精神力がどれだけ続くかが釣果に繋がることであろう。
<誠太郎/TSURINEWS・WEBライター>
大在公共埠頭
所在地:大分県大分市大在