5月11日(金)、外房大原港の春日丸へイサキ狙いで釣行。
シャープな引きを堪能してきた。
最初のポイントでまずは良型
今シーズン初出船で、私を含め3人が乗船。
全員、右舷側に並ぶ。
さらにコマセ係として、操船の合間に船長も竿を出すとのこと。
午前4時20分、中井成明船長の操船で出港。
真沖のポイントを目指す。
天候は晴れ、北寄りの微風で海上はベタナギの釣り日和。
航程30分で釣り場到着。
入念な潮回りのあと、タナ18mで開始の合図。
ビシにアミコマセをきつめに詰め、下部は全閉、上窓は4分の1開ける。
付けエサは持参した『バイオベイトいかタイプ(白)/マルキユー』を使用。
投入後、ミチイトのマーカーを見ながら21mまでビシを下ろしたら、仕掛けがナジむのを待ってから1m刻みでコマセを振り、指示ダナに合わせる。
5秒ほど待ってもアタリがなければ、3m下げて同様に誘い上げ。
これを3往復したら仕掛けを回収。
これが基本的な釣り方だが、魚の活性に応じてペースを速めたり、いろいろ試してみる。
2投目、誘い途中にククッと竿先を弾ませる小気味いいアタリがでる。
聞きアワせるとグッグィーと本命特有の鋭い引き込みが続く。
それを楽しみながらリールを巻き続ける。
ハリスをたぐり、一気に船中へ抜き上げたのは30cmの良型で、思わずニンマリ。
続けて投入すると、すぐにアタって28cmを追釣。
群れを探してポイント移動
ここで移動の合図があり、新しいポイントへ。
指示ダナは15mと浅い。
2尾追加すると、あとが続かず再び流し変え、次つぎと転戦し、アタリを拾っていく。
すっかり日が高くなると、食ってくる間隔が空くようになる。
それでも船長は点在するポイントに船を走らせる。
少し深い指示ダナ28mを狙ったとき、30cm前後を3尾追釣。
やがて、水深19m、タナ16mで食い気のある濃い群れに当たった。
コマセを撒いてタナ取りすると、すぐにアタってくる。
聞きアワせたあと、テンションを保ちながら追い食いを狙うと、良型のダブル。
ここで釣果を稼ぎ、オケのなかは20尾超え。
胴の間に入った常連の中島さんは、私をはるかに上回るハイペースで釣果を伸ばす。
しばらく釣技を見ていると、下でコマセは振らず、指示ダナで竿先をチョンチョンと小刻みに動かし、フワフワッとソフトに誘って食わせている。
アタリがあってもすぐには上げず、追い食いを狙ってダブル、トリプルで抜き上げていく。
「食い気のある群れを探し当ててくれたね」と船長へ感謝の弁を述べた。
トモに座る長谷部さん(茂原市)は、80歳に大ベテランで元気いっぱい。
マイペースで、じっくり釣趣を楽しみながら
「沖釣りは釣ってよし、食べてよし、健康の源だよ」
と一荷を披露。
最後までイサキ釣りを堪能して11時に沖上がり。
釣果は27~35cm18~43尾だった。
<週刊つりニュース関東版 APC・大村隆/TSURINEWS編>
▼この船について
春日丸
エリア:外房エリア
出船港:大原港