今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・三名湖】

今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・三名湖】

今季の寒波は強烈だが、そんな状況でもよくウキが動く釣り場はある。それが群馬県藤岡市にある三名湖だ。毎年の大量放流により魚影特濃に加えて、今年も7t弱の新ベラがすでに放流済みだ。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 伊藤さとし)

TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

三名湖のヘラブナ釣り

広大な水域に浮かぶ桟橋であれば、3密とも無縁で長竿を思う存分振れるだろう。年末年始は手軽にアタりっきりを楽しめる同湖の桟橋釣りに注目だ。

今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・三名湖】大手張桟橋(提供:週刊へらニュース 伊藤さとし)

11月17日までに4.3t、さらに12月19日に40cmクラス0.5tを含む2.6tの新ベラが放流され、これまでの合計は約7t弱と今年も大量放流となった三名湖。例年と異なるのは、大手張桟橋の仕切り網が今年はコロナ禍で設置しなかったこと。密を避けるのが目的なので、利用者は釣り座間隔などに配慮をお願いしたい。

“網中”がなくなった影響はたしかに大きく、大手張桟橋においては例年ほどのイレパクは期待できない。しかし元々の魚影の濃さと今期の新ベラ放流によって、十分楽しめるだけのアタリ数は確保されている。

一方でうれしい誤算もある。仕切り網のメリットがない大手張桟橋から大土手桟橋に釣り人が流れたことで、とくに岸向きの底釣りが好調とのこと。連続してエサが打たれれば魚は寄る。仕切り網がないとガッカリせずに、今期は風向きなどを考慮して、大手張・大土手の両桟橋を楽しんでみてはどうだろうか。

ヘラ釣りのポイント

大手張・大土手の両桟橋に共通するのは、本湖向きが深く宙釣りメインで、岸向きは浅いので底釣りが可能だということ。とくにこれからの時期は底釣りの安定度が高く、魚が寄りきってしまえば一日を通してアタリを楽しめる。

今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・三名湖】ポイント図(作図:週刊へらニュース 伊藤さとし)

とくに大土手桟橋の奥寄り岸向きは、竿18尺以内で底がとれる所があるので人気がある。風にも強く底釣りも可能な岸向きだが、デメリットもある。それは落ち葉だ。風向きによっては大量に落ち葉が浮遊して釣りにならなくので、風向きには十分注意したい。

釣り方とエサ

桟橋釣りにおいて冬期のメインはチョウチン、または超長竿を用いた底釣り。ただし一部ポイントでは18尺竿前後で底に届く所もあるので、詳細は舟宿スタッフに確認しよう。

1. ウドンセット

竿15~18尺、道糸0.8号、ハリス上0.5号10cm下0.4号60cm、ハリは上バラサ7~8号下リグル2~3号、ウキB10~12cmパイプまたはPCムクトップ。バラケは段差バラケ、バラケマッハを各400㏄+水200㏄+30回前後ていねいに全体をかき混ぜる+セット専用バラケ200㏄で練らずに軽く絡める程度にかき混ぜる。食わせは力玉または感嘆など。バラケをしっかりとハリ付けして、トップ沈没気味までナジませる。その後、数回のタテ誘いをかけて下ハリスのフォールでアピールさせる。

2. グルテンセット

竿18~24尺、ライン号数は(1)と同じ。ハリス上40cm下60cm、ハリ上バラサ7~8号下リグル3~4号。ウキB12~14cmグラスかPCムクトップ。バラケは水を入れてかき混ぜるまでは(1)同様に作りBBフラッシュ200㏄を絡めて完成。食わせはアルファ21が50㏄+水60㏄。ナジみきり寸前またはバラケが抜けるまでの間にアタらせるのがコツで、アタリを出そうと執拗に誘いをかけるのは厳禁。誘いではなく打ち返しのリズムで釣っていこう。

3. 両グルテン

(2)の釣りからの延長戦になることが多い。タックルはほぼ(2)と同じでハリスを上50cm下70cm、ハリ上下ともリグル4~5号に替える。エサはグルテン四季50㏄+水60㏄。固まる前に指先で全体をほぐしてエアーを絡めたものが基エサ。これをあまり手もみせずにフワッとソフトにハリ付けして、ナジみきるまでにアタらせるイメージ。エサが持たなければ押し練りするのでなく、繊維質の強いアルファ21や凄グルなどとブレンドして作り替えるといい。

4. 底釣り

超長竿使用になるのでウキBは大きめ。トップはPCまたは細パイプを使用。ハリス上30~40cm下40~50cm、ハリ上下ともバラサ4~5号。エサはグルテンセットでスタートし、アタリが早くなったら両グルテンにシフトする。バラケはダンゴの底釣り夏、同冬、ペレ底が各100㏄+水150㏄でハリ付け時に軽く手もみする。食わせまたは両グルテンのブレンドは凄グル50㏄+いもグルテン50㏄+水100㏄。

底釣りの注意点

桟橋の岸向きは急な逆カケアガリが多い。そのためエサ打ち点の違いでトンボの位置(水深)が大きく異なってしまう。好みの方法(ウキ~穂先をできるだけ詰めるなど)でかまわないので、とにかく底ダテした地点に正確にエサを落とすように心がけたい。なお底ダテに使用するタナとりゴムは、丸ではなく転がらない形状が理想。

エサのハリ付け

セット時の上エサは置きバラケが基本。そのためチモトはあまり押さえずに形状とタッチで深いタナまで持たせる。グルテンも必要であればチモトを押さえるが、なしでも持たせられるならそのほうが理想。空振りした時のエサの舞い上がりを、できるだけ抑えるように上下のエサともにイメージしたい。

<週刊へらニュース 伊藤さとし/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
三名湖
料金:桟橋¥2200、舟¥2800
問い合わせ:光月 TEL=0274(22)2278
この記事は『週刊へらニュース』2021年1月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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