【東海2021】冬は「エリアトラウト」入門好機 フックはこまめに交換を

【東海2021】冬は「エリアトラウト」入門好機 フックはこまめに交換を

今年も冬を迎え、釣りはもうオフシーズンという人もいるだろう。しかし冬こそハイシーズンの釣りもあり、管理釣り場でトラウトを狙うエリアトラウトフィッシングもその1つだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 松尾尚恭)

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ルアー&フライ トラウト

冬はエリアトラウトのハイシーズン

中部地方には愛知県一宮市の北方川釣り体験場、滋賀県米原市の醒井養鱒場、三重県いなべ市のフィッシングサンクチュアリなど、いくつかの人気エリアがある。今回は私のホームフィールドであり、また日曜と祝日に釣具の出張販売を行っている北方川釣り体験場を取り上げ、その釣り方をご紹介したい。

【東海2021】冬は「エリアトラウト」入門好機 フックはこまめに交換を北方川釣り体験場は中部屈指の人気エリア(提供:週刊つりニュース中部版 松尾尚恭)

北方川釣り体験場(北方マス釣り場)は、3つの区画に分けられており、上流から第1ブース、第2ブース、第3ブースとなっている。第1、第2ブースは水深が非常に浅く、重いスプーンや深く潜るプラグはあまり出番がない。第3ブースは上流から下流に向けてどんどん水深が深くなり、川幅も一番広くなっているのが特徴だ。

タックル

次にタックルについて。

ロッド

ロッドはエリアトラウト専用ロッドで、長さは6ft前後。最大3g程度が投げられれば十分で、ある程度張りがあり軽量のロッドが操作性に優れているためオススメだ。

リール

リールは1000~2000番のスピニングリールで、細いイトを扱うためドラグの滑りが優れたものがいいだろう。

【東海2021】冬は「エリアトラウト」入門好機 フックはこまめに交換をタックル図(作図:週刊つりニュース中部版 松尾尚恭)

ライン

タックルの中でラインの太さがとても重要で、軽いルアーをある程度の距離投げなければならないため、可能な限り細いイトが好ましい。扱いやすいのはナイロンラインかフロロカーボンライン。PEラインとエステルラインは扱いに慣れが必要だが、感度が抜群に良い。私はフロロカーボンの1.5lbを常用している。

ちなみに1g以下のマイクロスプーンを使いたかったら、ナイロン、フロロ、エステルの1.5~1.7lb程度を巻いておかないと、全く飛距離が出ないため釣りにならない。クランクベイトをメインにするならもう少し太くてもいいが、どんなに太くても3lbが限界の太さだ。ちなみに3lbだとマイクロスプーンの釣りでは飛距離が足りず、ほぼ不可能。

現在北方マス釣り場に放流されている魚のサイズは最大で40cm程度なので、細いラインでもドラグ設定さえきちんとしていれば、ラインブレイクは防げる。

スナップ

ラインをルアーに結ぶ際は、必ずスナップを使用する。エリアトラウトではこまめなルアー交換が必要になるため、いちいち結び替えなくてもいい。また現在販売されているほぼ全てのエリアトラウトルアーは、スナップの使用が前提で作られており、スナップを介さずにルアーのアイに直結すると正常に泳がないものも多い。

【東海2021】冬は「エリアトラウト」入門好機 フックはこまめに交換をスナップは小さいものがおすすめ(提供:週刊つりニュース中部版 松尾尚恭)

サイズは0000~00番の極小サイズで、これ以上大きかったりスイベル付きはルアーの泳ぎが悪くなるので、使わない方がいい。エリアトラウトは何かと繊細なのだ。

その他ギア

他に重要なギアは、ランディングネット、リリーサー、偏光グラスだ。ランディングネットは魚をすくう際に必要で、魚体を傷つけないラバーネットのものを使おう。リリーサーは魚が掛かっているフックに引っ掛けて魚を外す器具で、リリースがメインの人は持っておくと便利なギアだ。

偏光グラスは、基本的に水がクリアな北方マス釣り場で、魚影を直接見ながらのサイトフィッシングの際に威力を発揮する。偏光グラスがあるとないとでは大違いで、あまり高価なものでなくとも、効果はあるので用意した方がいいだろう。

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