深場の高級魚「キンメダイ」狙いの釣りは、ビギナーには敷居が高い事も事実。そこで、関東でのLT(ライトタックル)キンメに注目してみよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
LTキンメの直近の釣況
相模湾・小坪出船の太郎丸では15日、水深300~400mを狙い28~43cmがトップ17尾にクロムツ0~8尾。13日は5~20尾と上向き。
ライトタックル
オモリ200号前後を使うライトタックルの場合は、青物用の7対3調子2~2.7mのワンピースロッドなどでも代用可能。
ミチイトはPEライン6~8号400m以上が巻ける大型電動リールが好適。乗船人数などによってはPEライン4~5号が使用できる場合もある。
ハリ数は規定では25本までだが、ライトタックルで狙う場合は手返しを重視し、5~10本バリが基準。太さはミキイト14~16号、枝間1.2~1.5m、枝ス6~10号50~60cm。枝スは細くすると食いがいい場合もあるので、数種用意しよう。
ハリは細軸で軽いほうがエサの動きがいい。中オモリや水中ライトは不要。エサは赤く染めたイカ短(5mm幅の6~7cm)が一般的。
投入
最初の投入時は、掛け枠(治具=じぐ)を使うとやりやすい。合図でミヨシから順に仕掛けを入れる。この時、治具を海面に対して斜め45度くらいに構えておくとスムーズに落ちる。仕掛けが海中に入るまで5秒くらい。うまくいったら、リールのクラッチをフリーに。投入でタイムロスが生じると、全員の仕掛けが海底に届いたときに、ポイントから外れてしまうので準備は入念に。
1~3投目以降はゆっくりの大流しになることが多いので、10本バリ程度なら仕掛けにもう一度エサを付けてマグネット板にハリを置いて投入する。5本程度のハリ数ならマグネット板なしでも十分対応できる。
ミチイトをキーパーにしっかりと掛けておき、ハリを順番にマグネットに置き、サルカンを船ベりにぶら下げる。