11月28日、池袋・サンシャインシティで新人漁師を求める漁業会社や団体などが参加する「漁業就業支援フェア」が開催され、103人が会場を訪れた。
(アイキャッチ画像提供:全国漁業就業者確保育成センター)
漁業就業支援フェア
この催しは「一般社団法人 全国漁業就業者確保育成センター」が主催するもので、来場者は働き手を求めている漁協・漁業団体から、直接話を聞くことができるほか、様々な漁業の資料を見ることや、現役の漁師からリアルな漁師生活について聞くこともできる。漁業について詳しく知りたい人から、将来を模索している人、本気で漁師になりたい人まで、だれでも気軽に参加できるイベントだ。
会場には、漁業全般についての話しや出展団体情報が聞ける「ガイダンスコーナー」、漁業全般のわからないことや漁師になるうえでの悩みなどを個別に相談員に相談できる「総合相談ブース」、漁業種類を紹介する「資料コーナー」など漁業に関する様々なコーナーがあり、自身の希望に合わせて自由に巡ることができる。
そして、フェアに参加して人材を求めている企業や団体とマッチングが成立すれば、研修を受けることもできる。漁師に興味があるけれど取っ掛かりがないという方には、まさにうってつけのイベントと言えるだろう。
コロナの影響で本気度アップ
担当者によると、今年はコロナの影響で来場者数こそ減ったものの、そんな中でやってきた来場者は「本気で漁師になりたい」と思っている方が多かったそうで、開催後に行った出展者へのアンケートの回答には「例年になく熱心に聞いてくれた」などのコメントが多かったとのこと。
特に今季最後となった東京会場のフェアでは、各地の感染者増加の影響か来場者数は103人と少なかっただが、新型コロナの影響で新卒採用を控える企業の増加のあおりを受けてか、大学生や専門学校生の姿が目立ったとのこと。
来年にも開催予定
今年は来場者だけでなく出展者側もコロナの影響で参加できなかった団体もあったそうだが、漁業の現場は慢性的な人手不足が続いている。イベントは来年も開催を検討しているとのことなので、気になった方は「全国漁業就業者確保育成センター」のホームページをチェックしてみてほしい。
<TSURINEWS編集部>