12月5日、筆者が毎年主催している「ヒイカップ」を今年も開催。今回はその模様と優勝者の攻略メソッド、さらには大会に込めた私の想いを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・藤丸庄一)
「ヒイカップ」の大会ルール
この大会は皆さんにライトエギングの魅力を知ってもらうことと、楽しみながら人との釣果を競うゆるい大会で、年末のイベントとして楽しめたらと思って始めた大会です。その中で今釣り人に求められる侵入禁止エリアでの釣りや、ゴミのポイ捨てなど、様々な問題に少しでも役立つ大会にできたらと思い、スタートしました。
大会のルールは以下の通り。
・18時半より受付開始。19時になると各々ポイントに向かい、24時までに受付場所に帰る
・ 順位は釣ったヒイカの総重量で決定する
・検量に遅れた場合はペナルティとして、1分ごとに釣り上げたヒイカの1匹の重量を引く
・受付時にビニール袋を配り、釣り場でゴミを拾って検量時に出してもらう
・参加資格としてYAMASHITAライトエギング用のエギを1個以上所持していること。受付時に持っていることを確認
・受付時に500円以上の信頼できる釣り具、小物、好きなお酒、食べ物等を持ってくる。それが参加料の代わりで景品となる
・もし受付時間に間に合わない場合は、事前に連絡をする事。遅れても参加は可能
受付時には必ずマスクを着用し、非接触型体温計で体温を測定(37.5℃以上の方は参加不可)手指消毒をする。検量時にもマスク着用と手指消毒を行う。
ヒイカの釣り方
ヒイカとは体調10cm程度の小さいイカです。ライトエギングは専用のライトエギングロッドを使うか、メバルロッドを代用して使います。リールは1000番~2000番で、エギはYAMASHITAナオリー1.5号3.5gがお勧めです。ラインはPEライン0.3号前後、リーダーは0.8号程度を使用します。
狙うポイントは湾内の常夜灯の下で、普通のエギングと同じようにボトムに落として、エギをシャクリ上げてフォールで抱かせます。ヒイカはレンジがかわりやすく、中層や表層なども手広く探るのが数釣りを攻略するコツとなります。
優勝者は驚愕の60杯
今回の大会優勝者は花房様。総重量700gでした。12g前後のヒイカですので、60杯近く釣られていました。おめでとうございます!!
沖の「暗」狙い
戦略としてはここ数日釣果のよかったポイントに入ることと、人気スポットのために早く釣り座を確保することを考えていた。釣り場にはやはり多くの釣り人がいたが、運よくライトの灯が海面を照らしているポイントに入れた。
使用したエギはYAMASHITAナオリーレンジハンターシャローで、カラーはゆきんこ(夜光ボディに白い布)をセット。大会開始が干潮時刻と重なったため、初めは少し沖の明暗の暗の部分を、視認性のいいカラーで探ってみた。ポツポツとヒットするものの、開始直後はヒットが続かなかったが、潮位が上がってくると、足下までヒイカがチェイスしてくるのが見えた。
サイトでヒットに持ち込む
基本沖にキャストをして、ボトムから中層を探り、足元までエギがくると、目で見える位置までシャクリ上げてチェイスを確認!チェイスがあればサイトでヒットに持ち込んだ。
数を伸ばせた理由は、チェイスがあった時にサイトにするか再度投げ直すか迷うことがあったが、あるパターンを見つけたことが大きかった。それは単体でのチェイスはエギを触るものの抱ききらないということ。複数できた時には奪い合うようにその中の1つが抱いてきた。チェイスがあっても単体でのチェイスは見切り、複数でのチェイスの時にはサイトで狙うパターンが効率よかった。
嬉しい協賛品も
この大会には釣具メーカー、釣具店、個人様が協賛してくれています。イカ釣りで世界トップクラスの実績を誇るYAMASHITAのヤマリアコーポレーション様。香川県トップクラスの釣具店フィッシングタイガー様、ビッグウェーブ丸亀店様。常に進化を続けるアウトドアブランドのFin-ch様。
そして今回参加することができなかったけれど、「大会を楽しく盛り上げてほしい」と、個人で加藤様が提供してくださいました。本当にありがとうございます。