春のエギングといえば、狙うは大イカである。もちろんショアからも狙っていくが、良型イカの実績が十分あるエギングができる場所といえば、沖のボート・エギングである。いつもお世話になっている、佐賀県唐津市・星賀港のきずなまりんを利用し、4月27日(中潮)に釣行した。
午前勝負で開始
肝心の天気は晴れるが、午後から風が強まる予報。
午前中が勝負であり、時合いでもあるので、最初が肝心と見込んで船に乗り込む。
6人で午前6時に出港し、30分ほどの航行で鷹島沖(長崎県松浦市)に到着。
実績のある青島周辺のワンドからスタート。
水深10m付近を探る。
風はやや強いものの、時折弱まる時間もあり、ラインの動きが見て取れる。
開始早々に良型ヒット!
数投目、ラインが走った感じがしたのでアワセを入れると、グンッと重量感のある手応え。
大きめの流れ藻かもしれないなと思い、ティップに伝わる感触を確かめると、グーンと強烈なジェット噴射がやってきた!
イカに間違いない。
潮の流れと逆らってジェット噴射で抵抗したので、寄せるのに余計抵抗がかかる。
かなりの重量感なので、2kgはあるだろうと確信。
二度、三度とジェット噴射で抵抗し、大きく曲がったロッドとドラグ音で、ドキドキさせられる。
どうにか船べりまで寄せると、再度ジェット噴射で抵抗する。
最後の抵抗を楽しんだ後、無事ネットイン。
計測すると2.4kgの大型アオリイカであった。
2kgアップを目標に釣行したので、朝から達成でき、気持ちよく2尾目といきたいところだが、朝イチの1時間ほどは天候が良かったものの、その後は風が強まり、同船者の1人にぽつぽつヒットがある程度。
私を含め、ほかの人にもヒットはなく、風裏ポイントで何とかエギングをするが、タイムアップを迎えた。
次回釣行では、数も狙いたい。
<週刊つりニュース西部版 APC・鈴木泰也/TSURINEWS編>