東京湾「サワラゲーム」が難しいけど面白い ゲストにタチウオ&イナダ

東京湾「サワラゲーム」が難しいけど面白い ゲストにタチウオ&イナダ

東京湾のサワラを狙い、原木中山の林遊船を仲間と少人数でチャーター。サワラのルアーキャスティングゲームにチャレンジしました。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 千葉・白井亜実)

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東京湾のサワラ状況

毎年冬に東京湾で盛り上がっている、サワラ狙いのルアーキャスティングゲーム。美味しいサワラを自分で釣って食べてみたくて、昨年の釣り納めで初めて挑戦し、なんとか1尾手にすることができました。大きくてギラリと格好いい魚体に強い引き、そして上質な脂がジュワリ…炙りにみそ漬けと、とにかくとても美味で、大感激したことを覚えています。

東京湾「サワラゲーム」が難しいけど面白い ゲストにタチウオ&イナダサワラは美味で大感激(提供:週刊つりニュース関東版 千葉・白井亜実)

今期の初サワラは10月31日(土)。いい日に当たったようで、ポイントに着いた瞬間、トリヤマにナブラ。ミノーを投げ込み、表層を誘うようにジャークしていくと、ヒット。昨年に続き無事本命をゲットし、「サワラはいい日に当たれば釣れる魚=それ以外の日は釣れない」と、どこか勝手にそんな位置づけをしていました。

林遊船でサワラ狙い

11月3日(火・祝)は7時出船。東京湾原木中山の林遊船を仲間と少人数でチャーターしました。

東京湾「サワラゲーム」が難しいけど面白い ゲストにタチウオ&イナダ林遊船周辺略図(作図:週刊つりニュース関東版 千葉・白井亜実)

今回は、この釣りに精通されている奥野さんと同船させていただいたので、移動中に話を伺いながらポイントに向かいます。「今年のサワラはツンデレならぬツンツン。すぐにルアーを見切ってしまうし、少しでも船が近づくとすぐに散ってしまうので、より遠投技術と一瞬のチャンスを逃さないことが重要」とのこと。

30分ほど走ったところでポイントに到着するも、トリヤマやナブラは見当たりません。風もないベタナギ。「広く探ってみましょう」と、岡田船長の合図でスタート。水深は20m前後。魚探のベイト反応を見ながら、ブラインドでの釣りからスタートです。

良型タチウオ浮上

あまり経験のない状況に、何のルアーでどうやって探ればいいのか迷ってしまいました。各自で思い思いのルアーでしばらく探っていましたが、反応無し。

船長の提案で表層を探るトップチームと、海底を探るボトムチームに分かれて効率よく探ることになりました。

私はボトムを探ることになったので、万能のジグヘッドにイワシを模したワームの組み合わせでタダ巻きしてみます。

すると、巻き始めて間もなく、ゴゴンッと豪快なヒット。「シーバスかな?」。重量感があり時折強く引くので、慎重に巻き上げると、水面にギラリと長い魚体が浮上。

東京湾「サワラゲーム」が難しいけど面白い ゲストにタチウオ&イナダボトムから良型タチウオ(提供:週刊つりニュース関東版 千葉・白井亜実)

なんと指5本を超える良型のタチウオ。嬉しいゲストにすっかりテンションが上がった私は、即座にワームをピンクカラーに変更。「タチウオといえばピンク」すっかりタチウオ狙いです。

東京湾「サワラゲーム」が難しいけど面白い ゲストにタチウオ&イナダ指5本超の良型のタチウオ(提供:週刊つりニュース関東版 千葉・白井亜実)

イナダも好反応

同じようにボトムからタダ巻きしていくと、再びガツンと明快なバイト。エサ釣りとは異なり、駆け引きが必要なく即掛けできるのがこの釣り方の面白いところ。

周りでもタチウオやイナダが掛かり始め、魚っ気が感じられる状況になってきました。

「よし!ナブラを探しましょう」と、ここから船長が一生懸命情報収集しながら転々と反応を追いかけて下さいました。

根気強く移動を繰り返すも、なかなか本命らしき反応は得られず、他船も苦戦しているようでした。

釣りは自然相手ですから、思うようにいかない日も当然ある。それでも、要所要所でタチウオにイナダ、良型のシーバスも釣れて、個人的には正直満足していました。

東京湾「サワラゲーム」が難しいけど面白い ゲストにタチウオ&イナダ筆者にタチウオ(提供:週刊つりニュース関東版 千葉・白井亜実)

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