10月7日、福井県・丹生漁港でサヨリ釣り。本命魚が連発、妻と2人で183匹の大爆釣となった釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)
丹生漁港でサヨリ釣り
10月7日、福井県・敦賀半島の美浜発電所の奥に位置する丹生漁港へ妻とサヨリ釣りに行った。この日は曇天で波風は穏やかな予報なので、のんびりと釣りが楽しめるはずだ。午前5時に自宅を出発。道中のなかむら釣具店でマキエサを購入し、現地へ向かった。
8時前に港の岸壁に到着。予報通り曇天で湾内の周辺は、風も弱く釣り日和である。平日でも大勢の年配アングラーさんが、サオを出してサヨリ釣りをしている。
車から降りて岸壁の下をのぞくと、サヨリの大群が泳いでいる。これを見て「サヨリは釣れるぞ」と妻に伝えた。漁港は透明度が高いので、サヨリの姿はバッチリと確認できた。
マキエサにサヨリの大群が
隣の年配夫婦に声を掛け、サオ出しの準備をする。妻がマキエサのアミエビを放り投げると、サヨリの大群、コッパグレ軍団が、マキエサの周辺に瞬時に集まってきた。妻の「わぁ~すごく食欲旺盛だがねぇ」と弾んだ声。この漁港前の岸壁は足元が安全な場所だから、ノンビリと釣りができるはずだ。この日、妻にはサヨリ釣りは正午までと伝えた。
ノベザオとサヨリ仕掛けを渡すと、サシエのアミエビをハリに刺して、前方に放り投げる。するとシモリウキが沈む引きが見え、妻は「きた、きたぁ~」と素早くサオ持ち上げた。ところがアワセが弱く、サヨリはポトリと海に落ちて逃げた。
引きアワセのやり方を伝え、再びサヨリの群れの中に仕掛けを投入すると、銀ピカのサヨリが舞い踊った。
サヨリ釣りに没頭
私もこの状況を見てサオを出す。少し前方に仕掛けを放り投げると、どこからともなくサヨリの群れが集まってくる。やがてシモリウキが、横に動きだして引っ張られる。ここで素早くアワセを入れると、生命反応は確かで軟調ザオが曲がる。
お互い開始からサヨリが入れ食い状態で、サシエサ付けが忙しくうれしい悲鳴だ。私は椅子に座りながら、サオを出してノンビリとサヨリ釣りに没頭する。妻は常に立ってサオを出し、サヨリがサシエサをくわえる見釣りを楽しんでいる。
ゲストに小アジも
いきなりシモリウキが突っ込む引きに驚いた。瞬時にアワセを入れると、強烈な引きが伝わりサヨリの引きではない。引きを楽しみながら抜き上げると、小アジが暴れながら浮上した。小アジの強い引きも楽しい。
何回もサヨリを引きアワセしていると掛かりが悪くなり、ハリ掛かりせず空振りを連発する(涙)。そこで新しいハリに交換すると、ハリに掛かる率は高くなった。妻にもハリ交換を勧めるとその効果はすぐに出て、入れ食いに戻った。
その後もサヨリが食欲旺盛で止まらず、頻繁に口を使ってくれた。午前11時30分に釣果を確認すると、私が92匹で妻が68匹。私は束釣りが確実になったので、妻にゲキを飛ばした。そんなこんなで、予定通り正午になったので釣り場を海水で奇麗に洗い流して納竿した。