激混みの堤防で青物祭りに参戦 ショアジギ初挑戦でハマチ手中【香川】

激混みの堤防で青物祭りに参戦 ショアジギ初挑戦でハマチ手中【香川】

香川県下一帯で好調が聞こえてくるショアジギングで、青物に初挑戦した。親切な周囲の人にも助けられ、ハマチをゲットした釣行をレポート。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・池下洋平)

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Noni

1980 年、香川生まれ。2 児の父。瀬戸内海でのカヤックフィッシングを中心に、ソルトゲームを楽しむ。

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ショア ソルトルアー

香川のショアジギングが好調

10月に入り筆者の住む香川県一帯で、ハマチが好調との情報があった。釣具店の釣果情報やSNSでもハマチの話題がたくさん出てくる。聞けば、毎年この時期になると「青物祭」となり、ショアジギングが賑わうそうだ。

そういえば昨年も親しいアングラーが「ショアジギングを始めた」と言っていて、筆者も入門用ロッドを入手したが、昨年は結局行かずじまいだった。

激混みの堤防で青物祭りに参戦 ショアジギ初挑戦でハマチ手中【香川】以前、購入したロッドを持ち出し…(提供:WEBライター・池下洋平)

前述のアングラーは今年も2度釣行し、それぞれハマチを釣ったと言っていた。しかし土日となると、ものすごい人出で、場所取りが大変らしい。それならば平日休みを利用しよう…と考えた。とは言うものの、二児の父である私は、子供の送迎という重要な任務がある。チャンスは朝マヅメ1時間のみか。

当日のタックル

釣行前夜、リールとリーダーを選んだ。所持している中で最も大きい番手はC3000番のエクストラハイギア。ハマチクラスならなんとかなるだろうか…。ラインは確かPEライン1号を150m巻いていたはず。20lbのリーダーをノーネームノットで結束した。

激混みの堤防で青物祭りに参戦 ショアジギ初挑戦でハマチ手中【香川】当日使用のリールとリーダー(提供:WEBライター・池下洋平)

ジギングといえば、カヤックでスーパーライトジギング(SLJ)を行っているため、アシストフックの作り方はなんとなく知っている。この日は2本だけ新たに作って翌日に備えた。

当日のスケジュール

午前4時30分起床、4時50分に自宅を出発し、今年爆釣しているという漁港に着いたのは5時10分。まだ真っ暗なのに、すでにたくさんの車が止まっている。防波堤にも人、人、人。

激混みの堤防で青物祭りに参戦 ショアジギ初挑戦でハマチ手中【香川】暗いうちから駐車場はいっぱい(提供:WEBライター・池下洋平)

なんとか釣り座を確保し、夜明けを待つ。釣り始めたのは5時50分頃からだ。明るくなると、周囲が一斉にキャストを始める。しかし、歓声は上がらない。たまに水面でライズが見られる。筆者も一度だけハマチらしき青物が跳ねたのを見た。

沈黙の第1ラウンド

6時30分になり、何ごとも起こらないままの納竿となった。

帰り際、隣で釣りをしていたおっちゃんから「もう帰るん?釣れるん、これからやのに、残念」と言われた。おっちゃんの言葉がずっと頭に残っていたので、用事を済ませてから、再度同じ場所を訪問したのが9時30分だった。

朝マヅメより人が増えているし、駐車場もいっぱいになっている。実際にバケツで血抜きをしている人もちらほら。沖合には遊漁船の船団もできていた。まだ祭は続いているのか?奇跡的に朝と同じ釣り座に入れてもらえ、隣のおっちゃんに基本を教わりながら、9時40分に釣りを再開。

激混みの堤防で青物祭りに参戦 ショアジギ初挑戦でハマチ手中【香川】沖合には船団が(提供:WEBライター・池下洋平)

基本の釣り方を享受

隣のおっちゃんは、私が不在の約3時間で2匹のハマチを釣り上げていた。ショアジギングはこの日が初めてであることを伝えると、釣り方をていねいに教えてくれた。

聞くところによると、朝マヅメは表層狙いだが、日が昇ってからはボトムで釣れることが多いらしい。ジグのカラーはベイトによってかわるが、この日はベイトがイワシなのでピンクが好調だったとのこと。

激混みの堤防で青物祭りに参戦 ショアジギ初挑戦でハマチ手中【香川】当日用意したジグ(提供:WEBライター・池下洋平)

基本の釣り方は、着底→ワンピッチジャークを15回(1秒間に2回転程度の速さ)→着底…これを繰り返すシンプルな釣り。ポイントは「しっかりと底を取ること」だそう。

納竿間際にハマチがヒット!

釣り再開後、ぎこちないワンピッチジャークを繰り返す。何度かアタリらしきものはあるが乗らない。およそ1時間の間に隣のおっちゃんは3本掛けていた。反対側でも2本釣っているのを見た。シンプルな釣りだが、何か差があるのだろう。

そう思っていた時、反対隣のお兄さんが痛恨のバラシ。その後、ルアーをいじり、数分後に再度ヒットさせ、今度は見事にGET。どうやらフックを新しいものに交換していたらしい。

午後から用事があったため、11時30分がタイムリミットだ。せめて1匹は釣りたい。遠投し、教わったことを繰り返していたが、何度かのアタリと、1度一瞬乗ったけれどすぐにバレる…ということがあっただけだった。

焦りもあり、遠投後のワンピッチジャークから、飛距離の半分くらいのところで高速巻きにかえた瞬間にドスン。ついに筆者の竿が曲がった。この日のアベレージサイズ(40~45cm)のハマチだが、青物だけにパワフルな引きを楽しみ、ランディングは隣のお兄さんが助けてくれた。

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