愛媛・宇和海の落とし込み釣りが最盛期を迎えている。10月7日、7人で船チャーターし、私だけで青物22匹。全員がクーラー満タンになった釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)
宇和海で落とし込み釣り
10月7日、工藤さん、井上さんが予約をしていた愛媛・日振島海域での落とし込み釣りにお誘いいただいた。1週間前の井上さんの事前情報ではよく釣れているとのことだった。同所では落とし込み釣りと船からのかかり釣りで青物などが狙えるが、今回は落とし込み釣りだ。
前日に当日お世話になるはま渡船の浜章吾船長に電話をすると、「絶好調になってきました。釣れてます。ハマチサイズもいるけど、ブリサイズも交じります」と、好調な話を聞くことができた。
今回のチャーター船参加者は、井上さん、川田さん、工藤さん、福永さん、宮本さんと息子さんの「宮本お兄さん」と私の7人である。皆さんベテランなので、釣り場に着くと個人でちゃっちゃと準備して、仕掛けをセットして釣り始める。
ブリ族が続々浮上
「落とし込み釣り」は、まず太いサビキになっている、胴突き4本バリのショート仕掛けに、エサとなる小サバや小アジを食わせる。この活きエサにフィッシュイーターであるブリなどを食わせて釣り上げるのである。
イワシやアジが食った仕掛けを、底から4m上げて待っていると、本命が食ってきた。「よっしゃー」と巻き上げにかかるがプッツン…。エダス10号、幹糸12では細過ぎる。エダスも幹糸も12号にかえたが、それでもプッツン。今度は、エダスも幹も14号に替えたがプッツン。これで3連続のバラシである。周りの工藤さん、宮本さんも宮本兄さんも、みなプッツンである。
「どんなデカい魚なん。ブリの引きは半端ないなあ」。それでも井上さんはメジロサイズ1匹と、ハマチ3匹の合計4匹も釣り上げている。やっぱり腕の差かな…。
持参イワシを使用
プッツンばっかりじゃ仕方がないと、仕掛けをゴソゴソと探すと、18号の仕掛けや16号仕掛けが出てきた。そこで、18号の仕掛けにしたのだが、活きエサが食ってくれない。太サビキ仕掛けには、ベイトが食いつかない。
そこで「ギュッとイワシ」に「旨〆ソルト」を振りかけたエサを、4本バリサビキの一番下のハリに刺した。すると釣れたが…ハマチサイズ。うーん小さい。
生エサをハリに刺すので魚は釣れるが、次もハマチサイズである。ブリの子供なんで、お父さんかお母さんに出会いたいのである。
ついにブリクラス手中!
そこで、幹糸もエダスも14号にして釣り再開。すると、指定のタナでイワシを食わせて、底から少し上で待つと大きなアタリ。
ドラグを慎重に調整しながら巻き上げると、後7mというところで突っ込みが始まった。青物は最後の最後まで抵抗するので、釣り上げられるかどうかが分からない。今まで周りの人たちも、この日は船の近くまで引き上げてきてからのバラシが多かったので、「これは取りたい。慎重に、慎重に、バレるな、バレるな」と念じながらやり取りをした。
見事、工藤さんがすくってくれたのはブリである。やりましたブリ!