10月4日、東京・神津島の吉栄丸にてシマアジ狙いのコマセ五目で出船。水温も落ち着き始めた伊豆諸島海域の釣況をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・たける)
トローリングでオキザワラ
朝イチのポイントで反応が薄くなったので、大船長の判断でポイント移動を繰り返します。島周りの根を叩きながらウメイロやイサキ、ムロアジを釣り上げて回ります。
ポイント移動時には船の後ろからルアーを流してトローリング。マグロやカツオを狙っていたのですが、釣れるのは決まって細長いオキザワラ(カマスサワラ)などなのです。
みんな一応、ルアータックルを持ち込んだのですが、この日はルアーへの反応が薄い1日でした。ボトムで反応はあるのですが、釣れるのは決まってアカハタばかり。
「まだ青物は来てないんじゃない?」
なんて会話をしていた時、ムロアジを泳がせていた同乗者の剛竿が海面に突き刺さりました。
泳がせでカンパチ浮上
シマアジがたくさん釣れたという心の余裕が、「泳がせ釣り」という選択を生み、その結果が良型青物となった瞬間でした。大船長の「バラすなよ~」というマイクアナウンスにプレッシャーをかけられながらも、無事に良型カンパチがタモに収まったのでした。
私にシマアジ仕掛けを施すという徳を積んだので、海の神様がご褒美をくれたのかも?
帰路もトローリング
さきほどはオキザワラだったけど、次こそは。次こそマグロがくるかもしれない。そう、次こそ。帰路はそんな夢を見ながら、みんなでトローリングを繰り返した結果がオキザワラにシイラ…。結局、この日ルアーで釣れたのはアカハタ以外だとオキザワラとシイラでした。
エサ釣りでシマアジが爆釣した一方、ルアー釣りは寂しい結果で終わることに…。しかし、良型カンパチの存在は確認することができました。
なによりそのカンパチが釣れたポイントが、普段入る磯から目と鼻の先だったのでした。カンパチ釣りは次回以降のショアジギングに持ち越すこととして、今回は無事納竿。