ダム湖でのヘラブナ釣行 巨ベラにサオ折られるも良型16尾【津風呂湖】

ダム湖でのヘラブナ釣行 巨ベラにサオ折られるも良型16尾【津風呂湖】

9月21日、釣友の喜多氏と共に美ベラ、巨ベラを狙って、奈良の津風呂湖ダムの通称「三番釣り場」へ。尺上は連発したが巨ベラにはハリスを切られサオ折られ…。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)

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森宮清釣

こんにちは。森宮清釣です。今は後期高齢者になり釣りとカラオケが趣味。現在はヘラブナ釣りとフライ、ルアーフィッシングを楽しんでます。

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

津風呂湖でヘラ釣り

奈良県の吉野町にある津風呂湖。秋になると緑の湖面と紅に染まる木のコントラストがこの地を訪れる人々を癒してくれるのだが、大型のヘラブナが釣れることから、釣り人の心も大きくくすぐってくれる。

当日、釣り場には午前9時前に到着したが、カヌー広場の先端と南側は釣り人の車がずらっと並んで、人気の高さを表していた。多分空いているポイントは無いだろうと決め込んで北側のエリアをのぞくと、こちらはがら空きの状態でブラックバスを狙うルアーマンが数人いるだけだった。

ダム湖でのヘラブナ釣行 巨ベラにサオ折られるも良型16尾【津風呂湖】午後のカヌー小屋側(提供:WEBライター・森宮清釣)

期待ポイントで釣り開始

これだけ空いているということは、このエリアではヘラブナが釣れないということかもしれないと話しながら、ヒノキ林を抜けた粘土質の土でよく滑る所でサオを出すことにした。

手前がやや浅く、その先がカケアガリ状の場所だが、数年前のハタキ時に50cmを超える巨ベラが目と鼻の先に現れた場所で、釣り大会で大物を釣って上位入賞した場所でもあるから望みはあるのだ。

ダム湖でのヘラブナ釣行 巨ベラにサオ折られるも良型16尾【津風呂湖】当日の釣り場(提供:WEBライター・森宮清釣)

宙釣りに良型がヒット

釣り始めのサオは21尺、ミチイト1.5号、ハリス0.6号でスタート。エサはバラケに一景の彩雲とセットバラケを各200cc+荒麩バラケ100ccを使用した。食わせは宙釣りダンゴ50cc+提灯ダンゴ50cc+蒼天50ccを釣り始めは軽く練って、半分使った後は練り込んで使用した。

釣れないのだろうと思っていたので、始めは1.5mの宙釣りでスタートして、3回から5回の打ち込みで順次底の方へタナを下げていったが、アタリは多いのだがブルーギルのアタリのようだった。

宙釣りで打ち込んでいた喜多氏がいきなりサオを曲げる。引きが強いように見受けられたので、大きい奴?と聞くと、尺程度の大きさと答えが返ってきたが、タモに入ったのは28cmほどの美しいヘラブナだった。

ダム湖でのヘラブナ釣行 巨ベラにサオ折られるも良型16尾【津風呂湖】喜多さんとヘラ(提供:WEBライター・森宮清釣)

私もこの辺りからタナを1.5m(ウキからオモリまで)に戻して打ち込むが、アタリはあるもののハリに乗らず、腕が疲れてきたのでサオを振り出しの弧綾紋18尺に変更した。するとその途端、小さなアタリだったが32cmの綺麗なヘラブナがタモに入った。

巨ベラ登場でサオが…

この後から夢みたいなヘラブナ釣りにかわって、3匹目くらいで再び沖に走られて、アッと言う間にハリス切れ、手応えが強烈過ぎるので、0.8号にかえたが、それでも切られてしまう有様だった。

0.8号でも切られるので、「もしかしたらコイが宙で食っているのかも」と笑いながら釣りしていたが、6匹目でまたもや強烈な手応え。何とか耐えて手前まで寄せたのは超デカヘラだった。

タモを見ていきなり沖へ走るので慌ててサオを抱え込んだが、途端嫌な音が、2番目の上部から折れて穂先ごと沖へ…。

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