一般的に釣り人には避けられる「長潮」の日にあえてライトブリームゲームに出かけた。…が「長潮は釣れない?」を痛感した釣行を考察とともにレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
やはり長潮は釣れない?
長潮は、昔から釣り人が避ける潮だ。といって、地域性もあるのだろうが、やはり私の実感からしても、少なくとも大阪湾近郊では長潮の日に満足のいく釣行ができたことはない気がする。そして、この日は水色もひときわ悪かった。
魚の立場になってみる。水は汚い。浮きゴミ、流木、その他笹みたいな草まで水面に浮いている、こんな状態で何か食う気になるか…。ならないだろう。それが答えだと思った。
長潮は、干満の差がほとんどなく、ダラダラと長く潮が動き続けることから、「長潮」と呼ばれるそうだ。しかし、良いところもあるようだ。大潮のように目に見えて潮が動く日と比べて、ダラダラとでも潮が動く長潮。逆に言えば、その理屈上、時合いが長続きするということになる。それが魚の動きに良い方向で影響するとは言えない気もするが…。
そもそも低活性の可能性も
長潮に輪をかけて、この日は海のコンディションが非常に悪く、魚も低活性の日だったと思う。しかし、なんとかカサゴは釣り上げることができた。しかも良型で、ひとまず釣行した甲斐は感じられた。一応、何かが釣れることは証明された。
一方で、少なくとも大阪南港でチヌと出会いたい時には、やはり避けた方が良い潮なのかもしれないと勉強することができた。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
大阪南港エリア
所在地:大阪府大阪市