長梅雨のおかげで、まだまだ夏アオリイカが狙える。少し早めの秋の新子アオリイカも視野に入れて愛知・知多半島の離島・篠島の沖堤防へエギングに行ってきた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・伊藤康二)
まずは手前から探る
エギングをする際には、いきなり遠くへ投げて釣りを開始するのではなく、5mまたは10mぐらいの近場にエギを投入し、手前に居るかもしれないアオリイカを狙う。
理由は、いきなり遠くへ投げてアオリイカ釣ってしまうと、釣ったアオリイカが墨を吐いてしまい、手前に居るかもしれないアオリイカを警戒させて、釣れなくしてしまうからだ。
手前からにエギを投入し、水深を確かめるためにエギが何秒で着底するかカウントする。夏アオリイカ&新子アオリイカは、居ればすぐに反応があるので、エギが着底したら一気に中層まで、強めにシャクり上げてアピールさせる。その後、数秒の間テンションフォールをし、アタリがなければ、シャクり上げてテンションフォールを繰り返す。
魚が当たる感触?
手前を探り終わり、沖を狙う。沖も水深が分からないため、カウントをして水深を確認し、強めのシャクリで中層まで上げて、ていねいにテンションフォールさせる。何度か繰り返していると、ラインにプンッと何かが触れるアタリがあるも不発。
すぐにフォローのシャクリを入れ、さらにていねいに探るも、その後アタリはなく、もしかしたら魚がラインに当たったのか?と思ってしまう。
堤防先端が空いたので移動
空も徐々に明るくなり、堤防先端の徹夜組の釣り人が納竿したので、私も堤防先端へ移動し、声を掛けてからポイントへ入る。
ここは地磯絡みの堤防先端のため、地磯の際をトレースできるようにキャストし、着底までカウントをするが、磯際から沖へ向かって潮の流れがある。なかなか着底せず、ラインを出しながらカウントするが、しっかりした水深は分からないままだ。
60秒ぐらいカウントし着底したので、シャクり始める。地磯の際をシャクってこられるように、ラインをコントロールし、ボトムから中層をていねいに探る。
待望の夏アオリ
中層までシャクり上げ、ていねいにテンションフォールをさせていると、沈んでいくラインが止まり、ムニュッと引っ張るアタリ。「きたっ」と同時にアワセを入れる。グィーン、グィーンと良く引く個体。無理をせずていねいにテンションを保ちながらリールを巻き、手前まで寄せてくる。
ナイスサイズのアオリイカが顔を見せ、元気よく墨を吐いて抵抗する。慎重にランディングし、夏アオリイカをゲット。サイズは500gとまずまずのサイズ。
日が昇ると低活性に…
その後、次の1杯を求めキャスト。しかし、1杯目を釣り上げた頃には太陽が顔を出し、釣り人や海を暑い暑い日差しで照らし、釣りをしづらくしてくる。海水温も照らされた太陽の日差しで上がり、段々と魚たちも見えなくなってきた。
定期便の迎えが来るまで諦めず投げ続け、シャクり続けるが、無情にも虚しくタイムアップ。