7月31日、岐阜県高山市の宮川支流の小渓流へ釣行した。良型アマゴ26cmを筆頭に、イワナ・ヤマメといった定番の渓魚に出会えた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・渡辺勝明)
早瀬で22cmヤマメキャッチ
最後は流れが強い瀬。アップクロスにキャストし、ドリフトさせながら水中でルアーを漂わせるように攻めると、強い流れをモノともせずに、魚影が突進してきてヒット。慎重に流れを横切らせネットイン。そして朱点はなし。
ようやく本来の生息種であるヤマメをキャッチした。サイズは22cmだったが、きれいな魚体だ。
かつての放流個体の末裔?
今回最後にヤマメが釣れたことで、この渓に住むアマゴについて私なりに仮説を立ててみた。本来飛騨地域の日本海側へ流れる川はヤマメの生息域とされているが、20年以上前はアマゴも一緒に放流されていたと聞く。
今回釣れたアマゴは、その時代から細々と代を重ねてきた末裔、あるいはその末裔とヤマメが交雑した個体ではないだろうか。私個人の憶測にすぎないのだが……。
梅雨も明け、夏本番。暑い季節は標高の高い小渓流でロッドを振ってみよう。きっと夏色をまとった渓魚たちが出迎えてくれるはずだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・渡辺勝明/TSURINEWS編>
宮川支流の小渓流
問い合わせ:宮川漁協 TEL=0577(32)7606