上甑島・里（鹿児島県薩摩川内市）の夜釣りで、タバメの食いが活発化している。7月下旬に釣行、ブッ込みとカゴ釣り二刀流での半夜釣行をレポート。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版・松田正記）
TSURINEWS編集部
2020年8月30日
鹿児島・上甑島でタバメ釣り
上甑島・里のタバメ（ハマフエフキ）は夏から秋にブッ込みやカゴ釣りでよく釣れ、2kg前後が平均。1～2kgのシブダイや500g～1kgのアカハタなども交じる。当日は午前1時に瀬上がりし、8時ごろまでの半夜釣り。現地の渡船「藤丸」で里港前の磯に下りた。
上甑島広域略図（作図：週刊つりニュース西部版APC・松田正記）ブッ込みとカゴ釣りの二刀流
ブッ込みのエサはキビナゴやイワシで、カゴ釣りはオキアミボイル。カゴ釣りのまきエサには、夜の海でキラキラ光ってアピールする「夜釣りパワー」を混ぜた。
当日のカゴ釣り仕掛け（作図：週刊つりニュース西部版APC・松田正記）ブッ込みでアカハタ＆シブダイ
まずはブッ込みのサオ先にケミホタルを付けて投入し、カゴ釣りのスタンバイ。ウキには羽部分が付いて飛距離がでる遠投カゴサビキ、ハリはタバメのアゴをしっかりとらえるカット真鯛をチョイス。
サオ1本のタナを取り、20mほど先から探りを入れると、間もなくブッ込みのサオが曲がった。サオを起こすと、さほど大きくない。リールをテンポよく巻いて浮かせたのは700gほどのアカハタで、丸々と肥えている。アタリはブッ込みに連発し、500gのアカハタ、1kg級のシブダイと続いた。
カゴ釣りに2kg級タバメ
一方、カゴ釣りの快音は聞かれず、空が白み始めた時だった。ウキが勢いよく消え、ミチイトがバチバチと弾き出された。サオを立てて腰を落とすと、真下にグイグイ引っ張る。強引にリールを巻いて寄せると、2kg近いタバメが見え、そのまま抜き上げた。
丸々と肥えたアカハタと本命タバメ（提供：週刊つりニュース西部版APC・松田正記）その後はブッ込みにアタリはなく、カゴ釣りでタバメ、アカハタ、オジサンを追加し、8時前に納竿。今回は大物こそ出なかったものの、どの魚もよく肥えていた。
＜週刊つりニュース西部版 APC・松田正記／TSURINEWS編＞
この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年8月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。
