愛知・衣浦港では、夏にマゴチが釣れることが少ないとされています。夏の産卵期で浅場に出てくるだろうと予測し、敢えて衣浦湾でニッチなマゴチを狙ってみました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉浦永)
衣浦湾でボートマゴチゲーム
8月2日は6~12時の出船で衣浦湾へボートマゴチゲームに出かけました。前日、前々日の釣果としてはマゴチのポイントを発見できず、2日連続ボウズが続いていました。
しかし、「どうにかして釣果を出したい、ポイントを見つけたい」と思い、今回の釣行に臨みました。当日は晴れで北西風2~3m。潮汐は中潮で満潮が4時17分、干潮が11時16分です。波はベタ凪で北西と下げ潮が重なることで水面はより滑らかで、かつボートは1ノットほどで流れます。
当日の作戦
作戦としては、6~9時のファーストポイントは満潮からの下げ2分程度の時間帯です。そこで、干潮になってしまうと干上がってしまって釣りができないような岩礁地帯の、砂と岩礁の間のブレイクラインを重点的に狙うことに。満潮時しかできないようなポイントは、潮の動きで甲殻類などのベイトの動きが大きく、フィッシュイーターの動きも大きいと考えているからです。
9~11時の下げ止まりまでの時間は、砂地のブレイクラインなどの地形変化メインで、重点的に釣りを展開する作戦です。
カサゴが連発
前半の岩礁地帯ではカサゴばかりでマゴチのヒットがない…という状況に陥りました。理由を考察するに、潮の動きが速くベイトとなる甲殻類の移動も速いと考えていて、数の多いカサゴが積極的にバイトしてきたのではないかと思っています。
カサゴのバイトは多いけれど、マゴチや他のデカロックフィッシュのバイトが極端に少なようでした。そこで、新たなポイントを探しに行こうと思い、ポイント変更をしました。また干潮に近づくにつれて、岩礁地帯のポイントが潰れてきてしまったのでポイントを変更です。
ブレイクラインで本命マゴチ
後半戦は狙いを定めていた砂地ポイントへ移動。砂浜にポイントを設定したものの、ポイントが広大すぎて効率的にポイントを見つけていくことができない…と気づきました。
そこで魚探を駆使して、ポイント全体をボートで走り、水深が2~7mに落ち込んでいるようなブレイクラインを見つけては、GPSにポイントマークを繰り返してみました。
釣行時はブレイクラインのピンポイントだけにボートをポジショニングして、10gほどのジグヘッドに4inchのワームをセッティング。リフト&フォールを繰り返していくと、コツッと小さなバイトがあり、すぐにフッキングに持ち込み、小ぶりながら狙って釣ったマゴチをゲット。その後も水中のブレイクラインだけを狙って数尾をキャッチできました。