魚拓が飾られた入り口が目立つ、東京湾金沢八景の弁天屋が同地に来たのは1937年で、80年以上の歴史を持つ老舗船宿。
80年以上の歴史をもつ老舗
それ以前は川崎で「本田釣り船店」として、当時としては珍しい遊漁専門宿としてスタート。
当初は洲崎町に宿を構えていたが数年後に瀬戸橋の土地を購入し、現在に至る。
二つの弁天様に挟まれている場所だったことや、姓名判断に詳しい常連から「弁天屋」の名を勧められて改名。
現在の代表は三代目の本田和芳船長。
「面白い釣りを普及させていこう」と、つねに新しい釣りを模索している意欲ある船長だ。
ライトタックルが好まれる現在の流れを察知、いち早くLTタチウオに注目した先駆者であり、東京湾では珍しいテンヤマダイへも積極的に出船している。
潮が速いポイントが多く、使用するテンヤは15号で統一。
販売数が少ない重さだが、船宿でオリジナルを販売している。
女性割引をする船宿は多いが「女性も男性も釣りでは同じでしょう?」と同料金を通している。
釣り人との付き合い方、船長のあり方を考え、それぞれに「釣りのある人生」を作り出しているアットホームな船宿だ。
<週刊つりニュース関東版 大谷/TSURINEWS編>
▼この船について
弁天屋
エリア:東京湾エリア
出船港:金沢八景