大阪・「千早川マス釣り場」へフライでトラウトを狙って釣行。レギュラーサイズを中心にニジマスを狙い、午前中だけで40尾をキャッチできた釣行の模様をお伝えしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
千早川マス釣り場
7月17日、大阪・千早赤阪村にある千早川マス釣り場へフライでトラウトを狙って釣行。コロナ、コロナと騒いでいる内に夏が来たような気分である。例年なら、長い夏休みは家族揃って帰省や旅行となるのが普通なのだが、十分注意しないと新型コロナウィルスに狙われそうだ。
大阪府下にある唯一の村が千早赤阪村である。ここにある金剛山は登山者も多く訪れる、関西では有名な山で、ロープウェイもあるから手軽に山頂まで行けるのも嬉しい。
この山の麓にあるのが千早川マス釣り場だ。人工渓流でのエサ釣りはもちろん、エサ釣り場から300m下流には、ルアー&フライエリアもあり、山間で涼しいのこともあって真夏には欠かせない憩いの場所だ。
アクセスは富田林駅から金剛バスで行くことができ、釣り場前バス停で下車すれば、そこはもう釣り場と言う便の良さがある。車では緑のトンネルを縫うようにドライブして現地へいける。曲がりくねった山道は、少し怖いと思う時があるかもしれないが、車窓から流れ込む涼風と風景はノスタルジック。きっと良い遊びに出会う一日のスタートになるはずだ。
大型マスや大イワナは少なめ
今回の私はフライフィッシングで、大物マスや大イワナを狙ってやってきたのだが、話を聞くと巨大マスや大イワナ、アマゴは数が極端に少ないらしい。
当日のタックル
釣り始めは小手調べのつもりで、レギュラーサイズのニジマスを釣る。
ロッドは9ft、ラインは#4、リーダーはリバージ6Xで9ft、ティペットはソーイング6Xにした。このティペットはどちらかと言うと、ドライフライ用だが、シンキング剤を使ってニンフフライ用として使用した。
ニンフ・ストリーマーとも好調
ティペットの先に微小オモリと、ヨリモドシを付けてニンフを結ぶ。ニンフはまず、黒いタイプを使ったが連続ヒット。5尾釣ってからストリーマーに変更した。水がゆっくり流れる場所ではアクションも必要だったが、取水口の流れの所ではキャストごとにヒットした。
今の時期、ルアーではややヒット率が落ちるが、フライなら爆釣モードだ。もちろん使用するフライにもよるが、マラブーならヒットは間違いのないところだろう。
取水口の壁際を狙う
狙いのイワナや大物マスが釣れないので、エリア内を転々と歩いて探ってみたが、釣れるのは大きくて30cm止まり。季節外れだが、ビーズヘッドを使ったニンフで取水口の壁際へ、トラブル覚悟でキャストしてみた。
ゆっくりと落ち込みの中へ流れ込んでいく。注意して見ていると、微かにインジケーターが動いている感じがした。大きく引かれるのを待って、引き出すようにアワセを入れる。