初めての釣りは「船釣り」で決まり:初心者向け完全マニュアル公開

初めての釣りは「船釣り」で決まり:初心者向け完全マニュアル公開

船釣りは初めて釣りをする人にとって、非常に心強く楽しめるものです。「釣りは初めてだけど、船に乗って釣ってみたい」という人へ、船釣りマニュアルを紹介。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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船釣り エサ釣り

船でできる釣りの種類

船からできる釣りの種類は多彩です。地方によって、季節によってもかわりますし、同じエリア、季節でも狙いたい魚の種類によって大きくかわります。また、エサを使って釣るのか、エサを使わないルアーを使って釣るのかでもかわってきます。

大きく分けるなら、エサ釣りとルアーの釣り、手巻きでの釣りと電動リールの釣り、手持ちと置き竿の釣りなど挙げるとキリがないほどです。そこで、まずは釣ってみたい魚の種類を思い浮かべてみましょう。

初めての釣りは「船釣り」で決まり:初心者向け完全マニュアル公開ライトな釣りの1シーン(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

その対象魚を釣具店のスタッフに伝えて、その上で初心者であることをいえば、同じターゲットでもビギナーが挑戦しやすい釣り方を教えてくれるはずです。釣り方、ターゲットが決まれば、その釣りをさせてくれる船を選べば良い訳です。

船釣りに必要な道具

船釣りに必要な道具といえば、竿、リール、道糸、そして仕掛け類です。それぞれに種類やタイプは多彩で、前述のようにまずは釣ってみたい魚を決めてから、揃える道具へとたどっていくのが手っ取り早しでしょう。ただし、電動リールなどは安価なものでも数万円はするので、予算との相談も必要です。

初めての釣りは「船釣り」で決まり:初心者向け完全マニュアル公開電動リールと仕掛け(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

船釣りには様々な道具があって、種類も多いと前述しました。そんな道具を思い切って購入する場合には、釣具店スタッフの力を借りましょう。ただ、最初から道具を揃えてまではという人が多いと思います。そんな時に助かるのが船にある貸し道具(レンタルタックル)です。

レンタルタックルの有効利用

レンタルタックルは船によって様々です。無料で貸してくれる船や、少額ですが料金を支払う船、保証金として最初に支払い、海に落としたり破損しなければ保証金が返金されるシステムなどいろいろなタイプがあります。この項目も事前確認したい部分ですね。

その際には、レンタルタックルに付いているものの確認は絶対です。たとえば、「レンタルタックルあります」と謳われていても、その先の仕掛けまでがセットになっているかどうかは不明です。なので、事前に確認して、別に持っていかなくてはならないものや、船で購入できるものなどをしっかりと聞いておく必要があります。基本的には竿とリールがセットされた部分のみというレンタルが多いようです。

船釣りの服装など

船釣りの服装で気を付けたいのは、とにかく晴れている時でも船による水しぶきを被ったり、エサを扱う時や魚を釣り上げた時など、かなり海水や汚れが付きます。そのため、薄手のレインウエアを着るなど、濡れても良い格好で楽しみましょう。

もう一つ、重要なのが足回りです。船の中はエサや魚の汚れなどで良く滑ります。また、循環パイプから常に海水が足元を洗っている場合もあります。滑り止めと防水を兼ねた履き物が理想です。各メーカーから船釣り用のデッキブーツなどが発売されているので、利用すると良いでしょう。

注意点としては、釣り用のシューズやブーツにはいろいろな種類があって、見た目は同じでもソール部分が大きく違います。岩場での釣りを前提とした金属製のピンが付いたピンソールなどは、船のデッキを傷付けるので厳禁です。ラジアルソールかデッキシューズタイプのソールが良いでしょう。

最後にこれが実はもっとも重要なのですが、ライフジャケットの着用は絶対と覚えておきましょう。特に近年、法律で桜マークの付いているライフジャケットでないと罪に問われることになっていて、きっちりとした型式承認のライフジャケットを着用しましょう。

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