日間賀島でクロダイ釣り…のはずが撃沈。このまま帰るわけにはいかず、マダコ狙いに転戦した。ピンポン玉サイズが中心だが、タコの数釣りが楽しめた釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)
日間賀島でクロダイ狙いも撃沈
梅雨の中休みで釣り日和となった6月12日、カニエサを持って久しぶりに日間賀島の西港へクロダイ釣りに出かけたが、用意した100匹のカニは3時間ほどで終了。情けない話だが、1度のアタリも出させることができず撃沈した。
このまま帰ることはできない。こんなこともあると思い、タコ仕掛けもちゃかり持ってきた。今年はタコの当たり年と言われている。タコ釣りはこまめにサオを動かす誘いが必要。早めの食事を考えて体力を温存し、日間賀島のタコに挑戦した。
当日のエギタコタックル
新生タコタックルで勝負。エギにルミカのぎょぎょライトを抱かせて光でもアピールする。まずは下に降りて港内側(内側)のヘチを狙う。飛ばして手前に誘うのも手だが、釣り人がいないので際狙いに専念する。タコパラを落とし、ゆっくり歩きながら誘いを掛けてタコにアピール。
すると、1分ほどでグーッとサオに重みが乗った。この重みを感じながら上げてくる。海を見つめていると赤い物体が……タコだ。1投目からヒット。幸先いいと喜ぶが、ピンポン玉サイズに苦笑い(リリース)。
小型タコが連続ヒット
2投目、5歩歩いたところでまたヒット。同じくピンポン玉サイズ(リリース)。堤防の際にはピンポン玉サイズしかいないのか。
3投目は20mほどフルキャスト。底に着底したら誘いに入る。チョンチョンとサオ先を震わせ、海底で生きているエビのように演出してやる。さすが沖、何が沈んでいるのか根掛かりがきつい。またタコもいないようで、キャストを繰り返すが重くならない。
沖狙いで良型タコ
ポイントを変えて1時間、やっとサオに重みが乗った。上がってくるまで何が釣れたか分からないのがタコ釣りだ。巻いてくる途中で赤い姿が見えた。良型のタコがエギを抱いていた。
やはり沖に少し投げた方が型はいいようなので、同じように投入。着底後にチョコチョコとサオで誘うと、またしてもグーッと重みが加わった。ゆっくりテンションを緩めず巻いてくる。8本の脚を広げてくるので小型でも大物に見えるところが面白い釣りだ。