『釣りキャンプ』が子供を育てる 3つの学べることとは?

『釣りキャンプ』が子供を育てる 3つの学べることとは?

釣りキャンプには大自然を感じ、学べる要素が数多く詰まっています。管理釣り場が設置されているキャンプ場も多く存在しています。「釣りとキャンプ」で大自然を満喫し、お子さんの人間力を育んでください。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・中野和哉)

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中野和哉

主に関西方面で釣りとキャンプを楽しんでます。対象魚は青物、トラウトが中心。たまに無人島や海外に遠征。

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目次

自然に触れる機会が減った?

お子さんが小さなうちに、自然の中で様々な経験をさせてあげたいとお考えの方も多いでしょう。スマートフォンやTVゲームなどで屋内で遊ぶ機会が増え、外に出ても遊べる場所が限られたりしています。また習いごとや塾が忙しいなど、自然の中で遊ぶ機会は減りつつあります。

釣りキャンプの魅力

そんななか、釣りキャンプは子供が自然と触れ合える最適なレジャーといえます。

近年のキャンプブーム再来により、各キャンプ場でも施設や設備を充実させ、快適にキャンプができるように工夫されています。炊事場やトイレ以外にも、シャワーがあったり、電源が備え付けられたキャンプ場もあります。

また、手ぶらでもキャンプが楽しめるように、BBQ用の食材を販売していたり、キャンプ用品や釣り具などのレンタルを行っているキャンプ場もあります。

『釣りキャンプ』が子供を育てる 3つの学べることとは?手軽にBBQができる設備も(提供:WEBライター・中野和哉)

・キャンプや釣りを始めてみたいけどお金がかかる
・初めての釣りキャンプだと何が必要なのか分からない

そんな悩みもレンタルを行っているキャンプ場なら解決してくれます。

釣具のレンタルが便利

いざ現地に到着してみて、足りないキャンプ用品や釣り具があっても安心です。購入を悩んでいるキャンプ用品や釣り具などはレンタル利用するのもいいでしょう。レンタルで使い勝手を確認してから購入すれば、費用も抑えられます。

またキャンプ場で楽しめる釣り場の多くは、管理釣り場や海釣り公園になります。整備されているので初めてでも安全に楽しむことができます。

キャンプ場利用のメリット

野営地でのキャンプは荷物を担いで移動するため、持ち込める量に制限があります。しかし、キャンプ場なら歩いていける距離に駐車場があったり、車の横付けができたりするので、多くの荷物を持ち込めます。

みんなで使用するテーブルのような、大きなキャンプ用品も、ダッチオーブンのような重いキャンプ用品も、遊び道具も持ち込めます。思い思いのキャンプ用品で素敵で快適な空間を作り上げてください。

釣りキャンプで学べること

次に「釣りキャンプ」を通じて、子供たちが学べることを考えてみます。

1.命の大切さを知る

自分で釣った魚を調理して食べることは、大きな経験となります。先ほどまで釣りを通して接していた、生きた魚です。調理の時に「かわいそう」と感じるお子さんもいらっしゃるでしょう。しかし、普段食べている料理も同じく、他の生き物の命をいただいています。

釣りとキャンプを通して他の命をいただき、私たちが生きていることが伝えられます。また、楽しいからと数多く釣ると、食べきれずに先ほどかわいそうと感じた魚の命を粗末にしてしまいます。

食べられる分だけを釣り、命を無駄にしないことの大切さも伝えられます。自分の命が多くの命で成り立っていることを感じてもらい、他の生き物の命と自分の命の大切さを学ぶことができるのです。

2.主体性を育てる

釣りやキャンプはお子さんが主体性を持って能動的に学ぶことができます。「どうやったら数多く釣れるだろう」、「どうやったら美味しくご飯が炊けるだろう」と、少しの興味やきっかけから、自ら考えて多くの答えを導き出してくれます。

テント設営や調理も、お子さんに役割を分担し、相談しながら進めることが大切です。家族の一員であり、必要とされていると実感することで協調性や責任感が育まれていきます。

3.考える力を育む

また、釣りやキャンプには明確な答えはありませんし、大人になっても多少の失敗はつきものです。手を貸してあげたくなってもこらえて、アドバイスも最小限にして、お子さんが考え取り組む姿を見守ってあげてください。

もし失敗しても、なぜ失敗してしまったのかを一緒に考え、次に同じ失敗を繰り返さない対策をする方が大切です。お子さんをキャンプの主役にしてあげることで、自分で考える力、解決する力を育んで下さい。

釣りキャンプの注意点

ファミリーで釣りキャンプをする際にいくつか注意点があります。

危険場場所を把握しておく

ホームページで確認できる危険な場所は事前に確認し、確認できない部分は現地で確認してから遊ばせるようにしてください。天候によって足場の状況もかわりますし、水場の水深もかわります。釣りもキャンプも自然相手なので、必ず状況を見てから判断してあげてください。

近くの病院を調べておく

また、万が一に備え、近くの病院を調べておいてください。夜中に急に熱が出たり、治療が必要な怪我をする場合もあります。素早く対応できるようにしておいてください。

危険な動植物の確認

釣り場やキャンプ場には、普段遭遇しない生き物や植物が数多く生息しています。蚊や蜂以外にもアブ、ヒル、マダニと危険な生き物もいます。植物も、キョウチクトウ、ヤマウルシ、ヌルデ、ノイバラ、イラクサと挙げればきりがありません。

『釣りキャンプ』が子供を育てる 3つの学べることとは?周囲は危険がいっぱい(提供:WEBライター・中野和哉)

釣り場やキャンプ場に生息している危険な生き物や植物は、場所によって異なってきます。事前に応急処置の方法と合せて調べておいてください。

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